老眼鏡を使おう。老眼鏡で老眼は進まない!

老眼鏡なんてかけたくない!・・・けど…

まさか、老眼???小さい文字が読めない!

50代になると、特に年齢を実感する老眼。でも、なかなか認めたくない、人に知られたくない、最初はそう思う人も多いのではないだろうか。
結果、老眼鏡を使わずに頑張ろうと思ってしまう…。僕も最初はそうだったからね。

なんで年を取ると老眼になるのか?

物を見るときに、角膜から入ってきた光を水晶体というものでピントを合わせてその情報が網膜から視神経を通って、脳の視覚野に送られることにより、我々は目に見えるものを映像化している。

そのピントを合わせる部分である水晶体の老化が老眼の原因となっている。

水晶体がピントを合わせるときに、その水晶体の厚さを変えることにより、ピントを合わせている。

つまり眼鏡で言えば、レンズの厚さを変えることによりピントを調整しているのだ。

老眼はこの水晶体でのピント合わせが、近くのものを見るときに出来なくなってくるために起こる現象である。

では、なぜ水晶体のピントが合わせられなくなってくるのか?

その原因は大きくは2つある。

ひとつは、水晶体の厚さを変える機能を持つ毛様体筋が、老化によって力が弱まってききたため、水晶体を調整できる範囲が狭まってくること。

もうひとつは、毛様体筋自体は問題ないが、水晶体事態の柔軟性が老化によってなくなってくるために、毛様体筋がいくら頑張っても水晶体自体が固くなってしまうため、調整範囲が狭まってきてしまうこと。

である。

老眼は程度の差はあるけど、誰でも年を取ると避けられないようだ。でも、その進行を遅らせることは努力次第で出来る用でもある。

百円ショップの老眼鏡

老眼鏡はもちろん眼鏡だから、本来はまず眼科を受診して、度数を確認して眼鏡屋で購入するのがベストだろう。

または眼鏡屋でも、ちょっとした検査をしてくれて、適切な度数の老眼鏡をアドバイスしてくれるようである。

しかし、この年まで眼鏡をかけたことのない人間にとっては、眼鏡屋へいきなり行くのも少し抵抗がある人もいるのではなだろうか。

私がそのひとりであったから。

そんな人には、まずは100円ショップの老眼鏡をかけてみることをお勧めする。

今だと1個108円で老眼鏡が買えるから、いくつか買って、家では各部屋に、そして職場にも置いておくのがお勧めの使い方である。

もちろん、100円だからと言っても大事に使わなくてはいけないのだが、万が一、なくしたり、壊したりしてもそれほど大きな痛手にはならない。

始めて老眼鏡を使おうという人には、まずは100円ショップの老眼鏡をかけてみてもいいのではないだろうか。

また、最初に100円ショップの老眼鏡をかけていると、その後、メガネ屋でもう少しまともな老眼鏡を飼った時に、価格なりの違いを感じることが出来ると思う。

年齢による老眼鏡の度数の目安

老眼鏡の度数には、ある程度年齢による目安がある。

100円ショップで老眼鏡を購入する場合は、それを参考に実際にかけてみて確認するのが良いだろう。

年齢と度数の目安は次のような感じだが、元々の目の良し悪しや、個人差があるので、あくまでもだいたいの目安であることをお忘れなく。

  • 40代 1.0~1.5
  • 50代 2.0~2.5
  • 60代 3.0~4.5

遠近両用老眼鏡

遠近両用ならかけっぱなしでも、大丈夫!

普通の老眼鏡は、度数が固定しているので、近くのものを見るときはよく見えるけど、ちょっと離れたところをそのまま見ようとすると、逆にぼやけてみにくくなってしまう。

しかし遠近両用老眼鏡なら、近くのものを見るときも、離れたところを見るときも、ひとつの眼鏡でしっかりと見えるのである。

遠近両用老眼鏡には大きく分けると2種類ある。

遠近両用老眼鏡のレンズの種類

  • 二重焦点レンズ
  • 累進多焦点レンズ

細かくはそれぞれに種類があるのだが、大きく分けるとこの2種類になる。

二重焦点レンズは、2種類の度数をひとつのレンズの中に入れ込んだものである。一般的には、度なしのレンズの中に、老眼の度数が入っている。

累進多焦点レンズは、ある度数から別の度数へとレンズの位置によって、度数がリニアに変化していくレンスである。例えば、レンズの上部が度なしになっていて、レンズの下に下がっていくと少しずつ、老眼の度数が入る部分になり、下に行くにつれて度数が増していき、一番下の部分が最も大きな老眼度数となるレンズである。

両方とも、ほとんどの場合、常にかけていられるので便利なのであるが、同じレンズの中に複数の度数が入っているため、慣れが必要であり、また人によっては、使いづらいと感じることもあるかもしれない。

二重焦点レンズの老眼鏡なら、100円ショップでも売っていることがある。ただ僕が見たのは、100円ではなく、200円で売っていたが…。

累進多焦点レンズはさすがに100円ショップでは、売っていないようである。

メガネ屋に行けば当然売っているが、チェーン店系の比較的安価な眼鏡を打っているメガネ屋、例えば眼鏡市場や、JINS、Zoffなどでも売っている。

ただし、安くても価格は1万円以上はするだろう。

まずはもっと安く購入して試してみたい、という方にはネットでの購入がお勧めである。amazonでも、楽天市場でも5千円以下から購入が出来る。

安いものは価格なりという面もあるが、それでもほとんどのものは実用には使える。累進多焦点老眼鏡がどんなものか、試しに使ってみるには良いのではないかと思う。

もちろんその後、メガネ屋で同じような累進多焦点の老眼鏡を購入すれば、より見やすく感じるだろう。

当然、最初からめがね屋で購入した方が、より質の高い累進多焦点老眼鏡を使えるが、累進多焦点の欠点が強く感じてしまうこともあるのではないかと思う。

また、ネットでも価格は高くなるがそこそこ質の良さそうな累進多焦点老眼鏡を売っているので、検討の価値はあるかもしれない。

累進多焦点の老眼鏡なら、近くから遠くまでかけたまま!

まずはネットで累進多焦点の老眼鏡を購入してみた義之新が、少し見にくさを感じながらも、近くから遠くまでメガネをかけたままでよく見えることに感激している。

ただ、家の中ではこの累進多焦点レンズの老眼鏡はあまりかけていない。

主に書類を見たり、パソコンを見たりしながら仕事をするときにかけっぱなしにしているのである。そんな時は、この累進多焦点レンズの老眼鏡が圧倒的に使いやすいのだ。

家の中では、相変わらず以前購入して各部屋いおいてある100円ショップの老眼鏡を使う、というパターンでしばらくは過ごした。

その後、安売りを売りにしているメガネ屋へ行き、新しい累進多焦点レンズの老眼鏡を購入した。

安売りとはいっても、ネットで買うよりは高く、1万円台で累進多焦点レンズ付きの老眼鏡を購入した。

あまり大きな期待はしていなかったが、かけてみてびっくり、ネットで購入した塁審多焦点レンズの老眼鏡であった左右のぼけた見え方のところも、ほとんどぼけなく見えるのである。

もちろん、商店がはっきりと合うのは、それほど広いエリアではないが、眼鏡を通してみている視界の中に、ぼけていると感じさせる部分がほとんどないのである。

これは、十分高い(と言っても世間一般では格安の方らしいが)価格でも納得できる。

もっといい店に行くと、より質の高い老眼鏡が数万円以上するらしいが、ネットで購入したメガネでもある程度満足していたので、そこまでの考えにはいたらなかったが、まずはこれで充分である。

安売り店とは言っても、その場で目の検査をしてくれて、度数を合わせたり、フレームをよりフィットするように顔に合わせてくれたりなど、また、フレームは普通のメガネと同じものがいくつもある中から選べるのである。

店員さんの対応は丁寧で、検査もしっかりとやってくれているように感じた。

ちなみに安売り店などと書いてしまって失礼したけど、眼鏡市場である。

まぁ、本来は最初からこのくらいの老親多焦点レンズのメガネを買っていればいいのだろうけど、安い手ごろな物から使い始める、というのもひとつの方法だと思う。

そうすれば、1万円台の安いと言われる眼鏡も、それなりの価値を十分感じられるのである。

後日談

この眼鏡を購入後しばらく使っていたが、パソコン作業で、パソコンに別のモニターをつなげて2画面で見るとき、モニター間に若干の距離の差が出来ているので焦点を合わせづらいときがあること。また真ん中の方に傷をつけてしまったことなどから、もうひとつ中近両用メガネを購入しようかと思い、またこの眼鏡を購入した眼鏡市場へ行って相談した。

そうしたら、今使っている眼鏡の焦点がいまひとつ合わないということで、無料で交換もできるとのこと。

であればということで、無料で傷の入った遠近両用から中近両用にレンズを変更してもらった。

中近とはいえ、遠くを見るときもそれほど違和感はなく、パソコンでの作業は楽になった。

眼鏡市場さんの対応にはとても感謝です。

老眼を改善、進行を遅くする方法

老眼は、避けられなくても、少しでも改善したり、進行を遅くする方法はいろいろと提案されているようである。

また、老眼だけでなく、目の老化に伴い起こりやすい目の病気もいくつかあるので、それについての本もいろいろとでているようである。

まじめにやれば、けっこう効果のありそうなものもあるので、試してみるのもいいのではないだろうか。

amazonの老眼に関する本

老眼鏡を手術で直す!

老眼を直す手術もいくつかあるようで、ネットで調べればまずは広告的なものや、売り込み的なものがいろいろな眼医者さんからたくさん出てくる。もちろん、各病院ともそれなりの実績もあり、それなりの効果があり、安全性も問題ないと思う。

老眼鏡はどうしてもかけたくない、使いたくない、という方は、検討する価値があるだろう。

ちなみに、少し調べた中では、次のようなものがあるようだ。もっと他にも調べればあるのかもしれない。ここではこれ以上のことは書かないので、興味がある方は、調べてみるといいだろう。

  • モノビジョンレーシック
  • レインドロップ
  • アキュフォーカスリング
  • 多焦点眼内レンズ
  • フェイキックIOL
  • CK(伝導性角膜形成術)
  • オルソケラトロジー

これから先の人生で老眼鏡は手放せないものになるんだろうな。