ロボット掃除機は期待以上に便利だった!

ロボット掃除機は高いし、実際の掃除能力に不安があったのだが・・・

先日、最近よく耳にするロボット掃除機を購入した。と言っても、自分の家用ではなく、両親の家ようにだけど。

父親は80代後半で、家の中でも歩くのが大変らしく、外は車いすがないと行きたくないというくらい。母親は50代半ばで、まだ歩いているが、最近は長い距離を歩くのは難しくなってきたようだ。

そんな感じだから、家の中の掃除も大変そうなのである。週に一度は尋ねるようにしているが、床に細かいほこりがある時も・・・。

そこで、掃除の負担を何とか軽くさせたいと思っていたのだが、その解決策を期待して、最近よく聞いたり、目にするロボット掃除機はどうなのだろうか、と検討したのであった。

ロボット掃除機と言えば、ルンバが有名で、実際のシェアも高いようである。が、高いというイメージもある。また、掃除機としての能力もどうなんだろう、大きなものは吸えなさそうだし、ゴミを溜める容量も大きくなさそうだし、またどの程度綺麗になるのだろうか、というところも不安であった。

したがって、あまり今までロボット掃除機を飼ってみようなんて気は起らなかったのだ。でも両親の家はフローリングで、大きなゴミが落ちているわけではなく、細かいほこりがあったり、また椅子の下など、かがまないと掃除できないようなところに誇りが溜まっていたりするのが気になっていた程度である。

これであれば、ロボット掃除機を使えばけっこう役立つのではないか、と思ったのである。

ということで、さっそくAmazonで、ロボット掃除機を調べてみたのである。

ロボット掃除機、安いのは1万円台から上位機種は10万円ぐらまで

Amazonで「ロボット掃除機」で検索すると、いろいろと知らないようなメーカーのものがたくさん出てきたのだ。

1万円台から2万円台ぐらいのものもけっこうある。そして、意外にレビューの評価も悪くないのである。例えばこれ、

  

Amazonは日々価格が変動することがあるので、実際の価格は見る時によって変わっているかもしれない。でも、上の2つの商品はプライム対象品なので、プライム会員であれば、送料も無料である。レビューの評価はあてにならない場合もあるが、これに関しては、かなり評価は高い。多少価格が変わったとしても、2万円以下でロボット掃除機が購入出来るようだ。

ただ、耐久性に関しては、若干問題があるようなコメントもあったが、概ね評価は悪くないようである。

2万円ぐらいのロボット掃除機はけっこういろいろとあり、ルンバや国内メーカー品だと上位機種についているような機能がついていたりするものも多いようだ。

それに対してロボット掃除機の代名詞とも言えるルンバは、というと、下位、旧モデルの機種で3万円台から、最新の上位機種では10万円台まである。

    

また、国内の代表的な電機メーカーの製品もだいたい同じような価格帯である。

          

実際に購入しようとして選ぶと、このロボット掃除機の機種選びはかなり迷うのである。

2万円ぐらいのもので試してみるか、それともやはりロボット掃除機で最も実績のありそうなルンバにするか、でもやっぱり気持ちとしては頑張ってほしいという意味と、耐久性、信頼性を期待して日本の電機メーカー製にするか。

自分で使うのであれば、2万円ぐらいの安いものをまずは買ってみるか、という選択肢が有力かもしれないが、両親の場合はやはり本人たちの安心感という意味もあり、日本の電機メーカー製にすることにしたのである。

選んだのはパナソニックのロボット掃除機ルーロ

アマゾンや楽天市場などのレビューなども参考に、最終的にはパナソニックの「RULO(ルーロ) ホワイト MC-RS300-W」を選んだ。

ポイントとしては、比較的良好なレビューが多く、また角のような隅も綺麗にしてくれそう、ということ。また、曜日と時間指定の予約ができるということから、この機種に決めたのである。パナソニックの中では注意の機種である。

機種が決まったら、納期も加味したうえでどこが安いか、ということを調べた結果、今回は楽天市場で購入した。これを書いている2週間ほど前に購入した時は、楽天市場のこの機種の最安値が税込みで6万円弱だったので。でも、今見るともっと高くなっているかもしれない。

なるべく安いところとは言っても、約6万円の掃除機であり、高いことは高い!

がそれは仕方のないところだと思うしかない。実際に費用は両親が出してくれたし・・・。

ロボット掃除機、かなり便利で驚いた!

ということでパナソニックのロボット掃除機、ルーラを購入、さっそく両親の家へ持っていき、使ってみた。

使い方はそれほど難しくない。標準、念入り、スポットとあるが結果的には標準でもフローリングの床であれば、けっこう綺麗になるのである。

充電ステーションみたいなところで充電させておけば、リモコンのスタートですぐに掃除を開始する。止めたいときは、リモコンでストップさせられる。また途中で充電ステーションに戻したいときは、ホームボタンを押せば、少し時間はかかるが、充電ステーションへ戻ってくれる。

障害物はぶつかってよけたり、センサーで最初からよけたりする。椅子の間やテレビ台の下なども入っていって、掃除してくれる。

初めて動かしたときは、けっこう行ったり来たりすることもあったが、このあたりはだんだん賢くなるのであろうか。

最初動かしたときは、30~40分ぐらいで充電ステーションへ戻った。

一応、月水金の朝6時に予約をセットして、両親が起きてくるころには掃除が終わっているようにセットしてみた。

ということで、その日は帰ったのだが、予約セットした最初の日に母親から電話がかかってきた。

朝起きてきたら、ロボット掃除機がなくて、行方不明になった、という電話だった。掃除している音もしていないという。

部屋のドアは閉めておいたというので、必ず部屋のどこかにいるはずなので、椅子の下とか探してくれ、と言ってしばらく探してもらうと、テレビ台の下で見つかったようだ。テレビのコードが絡まって動けなくなり、そこで充電切れになったようだ。

止まっているルーラを手で充電ステーションまで運んでもらい、充電が開始されたことを確認して、とりあえず、次の予約までそのままにしてもらうことにした。そして、巻き込みそうなものはなれべく方しておいてもらうようにお願いしておいた。

そして次の予約の日、電話で聞いてみると、朝7時過ぎに起きてきたら、ロボット掃除機はきちんと充電ステーションにあり、部屋の床は綺麗になっていたとのこと。隅の方も綺麗になっているとのことで、両親はとても喜んでいるようであった。

その次の予約でもしっかり掃除して、充電ステーションに戻っていたようで、なんとか使えそうである。

実際に両親の家に行ってみると、今までは少しほこりっぽかったところも、見た目誇りは全く見えない。部屋の隅々まで綺麗になっているのである。

最初にセットするときに動かしてみた後は、両親も、ロボット掃除機が掃除しているところは見ていないようだが、予約した月水金の朝6時にはしっかりと仕事をしてくれているようだ。

吸い取ったゴミだけは、手で捨ててもらう必要があるが、そのごみも最初に比べれば少なくなっている。今まで掃除しにくかった椅子の下やテレビ台の下も掃除してくれているので、最初は吸う誇りの量も多かったが、次第にそれも減ってきたようだ。

高い買い物ではあったが、結果としては期待以上に良かったように思う。もっと安いロボット掃除機でも、同じように働いてくれるのかもしれないけど、やはりパナソニックというメーカー品という安心感もある。が、そこはこれから耐久性など見ていく必要はあるが。

ということで、実際に使ってみてロボット掃除機の掃除機としての優秀さと便利さが初めて分かり、実感したのである。