【プロパンガスは高い?】実は都市ガスに比べてメリットも!
僕はもともと千葉県出身ですが、就職してからしばらくは長野県に住んでいました。当時は長野県が終の棲家になると思い、そこで家を買い(首都圏よりも全然安いので)住んでいました。
現在は、再び千葉に戻っていますが、長野の家はそのままです。でも、こんど息子が長野で就職することになり、また長野の家をつかうことになりました。
そこで、再び住むにあたって確認していくと、ガスが気になりました。千葉の家では都市ガスを使っていました。(今は、オール電化にして使ってませんが・・・)
でも、長野の家は、プロパンガス、いわゆるLPガスなのです。
イメージとして、プロパンガスは古い、高い、というあまり良いイメージがありました。
でも、長野の家には都市ガスは通っていません。年月というくらいだから、都市ガスが通っているのはある程度、住宅が密集している地域だけだから、地方ではまだプロパンガスが必須なのです。
またプロパンガスか、と思って少しネットで見ていたら、プロパンガスにも、都市ガスに比べてメリットがあることがわかりました。
また、都市ガスは最近自由化になって価格競争が始まったようdすが、プロパンガスは、どこから買うかで、けっこう価格が違うことも改めて知りました。
プロパンガスのデメリットとメリット
まず、都市ガスに比べたプロパンガスの主なデメリット2つについて確認したいと思います。
プロパンガスの都市ガスに対する2つのデメリット
- プロパンガスは料金が高い
- プロパンガスはボンベの交換が必要
プロパンガスは料金が高い
まずは価格です。一般的に、プロパンガスの方が、料金が高いです。基本料金からして、都市ガスの場合は、だいたい数百円ですが、プロパンガスは一般的にそれに1,000円足したぐらいの月額料金となります。
一般的にプロパンガスの料金は、都市ガスの1.5~2倍と言われています。
ただし、プロパンガスも地域や会社によって結構違いがありますが、都市ガスも地域や会社によって、違いが結構あります。東京などの住宅密集地域と地方都市の都市ガスでは、倍くらいの違いもあるようです。
また、プロパンガスと都市ガスでは、同じガスでも減量が違います。
プロパンガス:プロパン・ブタンを主成分に持つ液化石油ガス(LPG)
都市ガス:メタンを主成分に持つ天然ガス、液化天然ガス(LNG)
この違いによって、火力が違います。プロパンガスの火力の方が、都市ガスよりも2倍以上高いのです。したがって、単純にそれぞれの料金単価をくれべることは出来ません。同等の火力で考えるなら、と四月の単価は最低でも2倍にして比べる必要があります。
この火力の違いによって、プロパンガス用のガス機器は、都市ガスには使えません。その逆も同様に使えません。火力を同等にするために、ガスの出る量をそれぞれのガス器具は調整されているからです。つまり、都市ガス用ガス機器はガスが多く出るように設計されているのです。したがって、同じ火力を使うガスの量も、都市ガスの場合はプロパンガスの2買い以上になるのです。
ちなみに、主成分の違いによって、空気に対する重さもプロパンガスと都市ガスでは違います。
プロパンガスは、空気よりも重くだいたい空気の1.5~2倍の重さがあると言われています。したがって、もしプロパンガスが漏れた時は、夕の上を這うように広がっていきます。
それに対して都市ガスは、空気よりも軽いのです。したがって、都市ガスが漏れた時は、天井の方にガスが溜まっていくのです。
そのため、プロパンガスと都市ガスでは、ガス警報器の設置場所を変える必要があります。
プロパンガスはボンベの交換が必要
都市ガスは地中に埋められたガス管を通して、各家庭にガス管を引き込むことによって、供給されます。したがって、ガス管にトラブルが発生しない限り、燃料切れを心配する必要はありません。
でもプロパンガスの場合、各家庭にガスの詰まったボンベを設置してガスを供給します。当然ボンベの要領には限りがあるので、ボンベのガスがなくなれば、ボンベの交換あるいは、ガスの都度供給が必要になります。
これは、プロパンガスのデメリットでもあります。しかし、後述するように、これは、プロパンガスのメリットにもなるのです。
プロパンガスの都市ガスに対する5つのメリット
では、プロパンガスの年月に対する5つのメリットについて書いていきたいと思います。
- プロパンガスは、どこでも使える
- プロパンガスは、環境に優しい
- プロパンガスは、災害に強い
- プロパンガスは、発熱量が高い
- プロパンガスは、導入コストが安い
プロパンガスは、どこでも使える
都市ガスは、その地域に都市ガスのガス管が張り巡らされていることが必要です。しかし、プロパンガスは、ボンベで供給されるので、ボンベを運べるところであれば、どこでも使えます。だから、住宅の密集していない地方では、プロパンガスが主流なのです。
また、住宅でなくても、例えば地域の祭りなどでガスが必要な場合も、プロパンガスならボンベさえ持っていければどこでもガス機器を使えるようになります。
これは、プロパンガスの大きなメリットであり、後に出てくる災害に強い、ということにもつながるのです。
プロパンガスは、環境に優しい
実はプロパンガスは環境に優しいエネルギーなのです。
その理由は、燃焼時に、地球温暖化の原因となるCO2、つまり二酸化炭素の排出量が都市ガスに比べて少ない、そして、酸性雨の原因となる硫黄分や窒素をほとんど出さずに、ススも出さない、というとてもクリーンなエネルギーなのです。したがって、将来的には、より需要が高まる可能性を持っているのです。
プロパンガスは、災害に強い
前述の通り、プロパンガスは、ガスの充填されたボンベが運べれば、どこでも使えます。
都市ガスの場合、災害の時に町中のガス管にトラブルが発生した場合、その復旧にはかなりの時間を要します。
したがって、プロパンガスは、災害時のトラブルの時にとても有効なエネルギー供給手段であり、復旧もすぐに出来るのです。
プロパンガスは、発熱量が高い
これも前述しましたが、プロパンガスは、都市ガスの2倍以上の火力があるのです。したがって、同じ発熱量をだすためにプロパンガスは、都市ガスの半分以下の量ですむのです。
結果として、単価が高くても、その使用料は都市ガスの半分以下に抑えられるということなんです。
ただし、そのために、プロパンガス用のガス機器と、都市ガス用のガス機器を強要することが出来ないのです。
プロパンガスは、導入コストが安い
都市ガスの場合、新築で家を建てた場合、町に張り巡らされたガス管から家にガスを引き込むための工事を行う必要があります。これには、だいたい、安くても10万円以上はかかるでしょう。
でも、プロパンガスであれば、家の外にボンベを置く場所を確保して、それを家の中につなげるだけなので、工事にかかる費用は都市ガスに比べてかなり安くなります。
このように、プロパンガスがボンベを使うということは、デメリットでもあるけど、メリットもいろいろとあるのです。
プロパンガスをいかに安くつかうかがポイント
今まで僕も、プロパンガスを使うことに、都市ガスに暮部て劣等感のようなものを持っていました。
しかし、今回改めて調べてみると、プロパンガスを使うことは、決して都市ガスに比べて悪いことではない、ということがわかりました。
ただ、プロパンガスの場合、業者もいろいろとあり、また地域によっては、いわゆる談合的に各社が高値に設定しているようなところもあると聞きます。
プロパンガスの場合、価格がいまひとつあやふやな点があるようなのです。
したがって、プロパンガスを導入するときには、そのあたりをよく調べる必要があるでしょう。
また、現在プロパンガスを使っているところでも、より安く使える安心できる業者がないのか、あらためて探してみるのも良いかもしれません。
年はともかく、地方ではまだまだプロパンガスが必須と言う地域も多いでしょう。
業者によっては、費用の差もけっこう大きくなるようなので、しっかりと調べる、見直す、ということも必要かもしれませんね。