お金は貯めるより投資の時代では?

今は貯金より投資の時代ではないのかな

昭和の高度成長期の頃であれば、現行へお金を預けておけば、それなりに利息で貯金が増えて行ったのだろう。貯金は下ろしさえしなければ絶対に減らないので、ノーリスクな投資のひとつだったかもしれない。でも今や、銀行へお金を貯金しても利息はあることはあっても、ほとんどないに等しい、といっていい。現在の貯金は単にお金を預けておくだけのところである。とりあえず減ることはないようだから。

でも、貯金するお金があるのであれば、今は投資に使うべきではないだろうか。もちろん、投資は貯金と違ってお金が減るリスクもある。しかし、貯金に比べれば圧倒的に増える可能性もあるのである。

投資にも、株式やFX、また不動産などなどいろいろな種類があり、それぞれハイリスクハイリターンのもの、ローリスクローリターンのものなどいろいろである。

投資はあくまで投資であり、儲かる可能性もあるけど、損する可能性もある。そこはそれぞれの人の考え方次第だが、僕は、やはり今は貯金よりも投資の時代だと思う。

ただし、どんな投資をやるにしても、まずは投資について勉強することが必須だとも思う。投資についての知識もないまま株を買ったりFXをいきなりやっても、ほぼ確実に損するだけだろう。稀にビギナーズラックもあるかもしれないが・・・。

将来の年金も年金基金の投資の運用次第

僕の場合は、幸い投資についての勉強をした、また専門家から教えてもらった経験があった。今の会社を自分で立ち上げる前は、それなりの規模のある上場企業に勤めていた。もともとエンジニアだったが、いろいろな経緯で人事、そして最後の職場が企業年金基金だったのだ。

年金基金という職場に行く前は、年金基金の仕事なんて年金を支給するだけだろう、と思っていたが、実際に年金基金というところでの仕事のメインはそうではなかった。年金の支給などはもちろん担当者がいてそれも年金基金の大事な仕事の一つだが、最も大事な仕事は年金を増やしていくことであった。

これはどこの会社の年金基金も国民年金基金も同じだが、企業の従業員また国民から徴収した年金のためのお金を投資によって運用しているのである。それこそが、年金基金の最も重要な仕事と言っても良いのではないだろうか。

ということで、企業年金基金という職場へ異動してから、投資に関しての勉強をせざるを得なくなり、また投資の専門家からの講習も定期的に受けることになった。その講師は当時勤めていた会社の企業年金基金の投資アドバイザーだった大和総研さんだった。当時、僕がいた年金基金では、10以上の投資ファンドと契約して年金の運用を行っていた。毎月、それぞれの運用状況を報告してもらうのだが、そこでアドバイザーとして出席していたのが大和総研の担当者2名だった。

そして、その大和総研の担当者がほぼ毎週僕に対して投資についての基礎から教えてくれたのだった。毎回資料を用意して2時間ぐらいの講習を受けたのだ。投資に関してはいろいろと専門用語もあり、それらも含めていろいろと教わったのである。また、自分自身でも投資に関する本を購入、一応勉強したのであった。その時に買ったのが、次の本である。今はその改訂版が出版されている。

▼資産運用のパフォーマンス測定―ポートフォリオのリターン・リスク分析

▼資産運用のパフォーマンス測定【第2版】-ポートフォリオのリターン・リスク分析

まぁ普通に投資を始めるのであれば、そこまでの勉強をする必要はないだろうけど、ある程度の知識はあるに越したことはないと思う。ちなみに、Amazonで一般的な投資に関する本を探してみると、次のようなリンク先のようになる。

▼Amazonで「投資 初心者」で検索すると

▼Amazonで「「投資 勉強」で検索すると

▼Amazonで「投資 株」で検索すると

▼Amazonで「投資 FX」で検索すると

▼Amazonで「投資 不動産」で検索すると

まずは少しばかり調べてみるのも良いのではないだろうか。投資に関しての知識を身に付けておくのは将来のためにも良いと思う。

デイトレーダーは大変、

一応投資に関しての知識を身に付けたこともあって、その会社を辞めた後、今の会社を立ち上げるまでの間、デイトレードをしていたことがある。いわゆるデイトレーダーである。1日で万単位の利益をあげることが出来ることもあれば、あっという間に株価が下がってしまうこともある。頑張れば、そこそこの利益を上げられることは出来た。

ただし、9時から15時までお昼休みを除いては、パソコンの前に張り付き、値動きを見続けなければならない。もっと楽なやり方もあるけど、当時の僕はそうやっていた。それを毎日やるのはかなり大変だった。でも、真剣に続ければ面白いかもしれない。

でも今の会社を立ち上げ始めると、デイトレードをする時間なんてなくなっていった。

そのため、中長期的な投資に変えて、あたらしい仕事にも時間を取られたので、自分で運用するのはやめにした。でも投資はやったほうが良いと思っていたので、投資信託あるいは投資ファンドをいろいろと調べ、そこから選んで投資を行ったのであった。

投資信託にもいろいろと種類があるのである程度、知識があった方が選ぶときに役立つだろうと思う。

また、ある銘柄を選んで、中長期的な視野で株を購入したこともあり、それなりの利益を得ることも出来た。トータルすれば、年間10%は軽く超えるぐらいの利益にはなっていた。つまり、貯金としておいて置いたら得られなかったまとまった収入が得られたのである。

投資には必ずリスクがある。僕も一時はリーマンショックでかなりの含み損を抱えたこともあったが、ある程度長期的な我慢で乗り切った。

リスクがある、ということを十分に承知をしたうえで、基礎的な知識を身に付け、リスクを減らすことを十分に考えながら投資を行うのは、決して悪いことではないと思う。個人的には、貯金をするよりも、そのお金を投資に回した方が将来的には特になる可能性が高いと思っている。

したがって、今も銀行の口座には最低限のお金だけ残して、後はほとんど投資に預けているのである。リスクはあるけど、可能性にかけている。あくまでも自己責任で。