中国語、訪日客がいない今だからこそ勉強の好機

ビジネスも観光も、最も重要になってくるのが中国だろう

新型コロナ発生前までは、日本の観光業は中国からの観光客に支えられていた、と言ってもいいだろう。グローバルなビジネスも、今や中国抜きには語れない。中国が好きとか嫌いとか、そんなことを言っていつ時代ではなくなってきているのだ。新型コロナ感染症が収まってきて、また海外からの観光客を受け入れるようになった時には、また中国からの観光客がたくさん来るだろうし、来てくれないと困る、というお店も多いだろう。そこで、まだ海外から、中国からの観光客が来ていない今だからこそ、中国語を勉強してみてはどうだろうか。ということで、探してみた。

今や中国製品も安かろう、悪かろうではない!

以前、と言ってもそう遠くない以前は、中国は当時の人件費の安さから、日本はもちろん、世界中のメーカーが生産地として工場を建て、世界の工場という位置づけだった。でも、当時の中国製品は、安かろう悪かろう、というイメージがほとんどではなかっただろうか。でも、今は全く違う。中国は、海外からメーカーを誘致して、工場だけではなく、その技術も吸収していったのだ。

そして今、スマホやPCなどの通信技術、IT技術、そして軍事、宇宙開発においても、世界でもトップレベルの技術力を持ち、アメリカに迫る規模を誇っている。そして、近い将来、経済はアメリカを抜いて世界一になろうとしている。

人権問題、政治思想などでは、批判はいろいろとあるが、事実上、グローバルな視点では、ビジネスにおいても、最も重要な国が中国である。

そしてまた、世界各国の観光業にも大きな影響力を持っている。特に日本は、インバウンドの主力が中国からの観光客が主体であった。2020年、新型コロナ感染症騒ぎの前までは、日本でもいたるところで中国からの観光客の姿を目にしていた。ところが、2020年から2021年の3月時点ではその姿はなくなった。おろらくは、2021年中でも、中国からの観光客も来ないかもしれない。

でも、新型コロナ感染症が収まり、元の生活、環境に戻ってくれば、また中国からの観光客もたくさん日本に来てくれるだろう。だからこそ、今のうちに中国語を勉強しておくと、その時にそれが役に立つ、という人も多いのではないだろうか。観光業はもちろん、飲食店、サービス業など多くの分野のお店、会社が中国からの観光客の恩恵を受けるだろうから。

もちろん、ビジネスの世界だって、グローバルな観点からみれば、中国は外せないだろう。でも、今はそれもほぼ止まっているだろう。だからこそ、中国語を勉強するのは、まさに「今でしょ」ではないだろうか。