エヴァンゲリオンには、3つのストーリーがある
昨日、「アニメは生きる力を与えてくれる心のサプリメント」というタイトルで記録した記事を書いていて、思い出したことがある。
アニメは生きる力を与えてくれる心のサプリメントだ 60もとっくに過ぎたこの年になって、また、アニメにはまってしまった。 中学校時代、毎週少年マガジンとサンデーを買っていたが、その後は、あまり漫画というか、アニメには関心が …
いろいろと見たアニメの中でも、最もインパクトが強かったエヴァンゲリオン。
最初に見たのは、新劇場版からだったが、その後に見たTVから旧劇場版の結末がけっこう悲惨だったのにショックを受けたが、漫画のコミック本には、もっと悲惨な出来事が描かれていた。
ここから先は、ネタバレになる。と言っても、見ている人はそんなにいないだろうし、エヴァンゲリオンに興味のある人なんて、ほとんどいないだろうけど、一応お断りしておきたい。
また、エバンゲリオンに興味がなければ、この後書いてあることが、何を書いているのかもわからないだろう。
そして、新劇場版のエヴァンゲリオンシリーズだけを見ている人にはとてもショックかもしれない。
まず、エヴァンゲリオンは、新旧でのラストが全く違う。
新劇場版のエヴァンゲリオンのラストでは、世界がシンジの望むようなエヴァンゲリオンのいない世界へと変わっていく。
しかし、旧テレビ版、劇場版のラストの方は、とても悲惨に描かれている。
でも、漫画のコミック本の方は、もっと悲惨だったことに、ショックだったのだ。
新旧アニメ版を見た後に、「【愛蔵版】新世紀エヴァンゲリオン コミック 全7巻セット」を購入してしまったのだ。
それで、そのショックなもうひとつのエヴァンゲリオンの世界を知ってしまったのだ。
ちなみに、この愛蔵版にはいろいろとおまけもついている。それもこの愛蔵版を買った理由の一つである。例えば、
エヴァンゲリオンは、新旧作品でいろいろと違いはあるけれど
エヴァンゲリオンは、TV版+旧劇場版と新劇場版ではいろいろと違いがある。
最も大きなわかりやすい違いは、アスカの苗字が、惣流から式波に名前が変更されていることだろう。
これは、庵野監督のインタビューによると、アスカの人物設定が変わっているから名前も変えたとのこと。
とりあえずここは、今は置いておくが、大きな違いの一つだ。
ほぼ共通しているのは、新劇場版の序、ぐらいのところで、それ以降の新劇場版は、全く違う。
ここでは細かく書かないが、新旧エヴァンゲリオンは、全く違うストーリーだったのだ。
そして、その旧作のエヴァンゲリオンのもととなる漫画では、その旧アニメ版とも違っている大きな点があったのだ。
それがショックだった。
それは何か?
シンジの親友のことなのだ。
新劇場版では、元気で医者になっていたあのシンジの親友が・・・
新劇場版では、序、破に続くQから大きく旧作から変わっていき、いきなり14年の時が経過している。
そして、エヴァンゲリオンのパイロット以外はすべて、それなりの年齢となっている。ちなみに、エヴァンゲリオンのパイロットは、エヴァの呪いで、外観は年を取らないとのこと。ただし、髪の毛だけは伸びる。
そのため、シンジも見た目は中学生時代と変わらない。
しかし、当時同級生だった親友たちはそれなりに成長して大人になっている。
シンジの親友と言えば、相田ケンスケと鈴原トウジの二人だ。
新劇場版では、この二人は第三村にて、それぞれ大人になり、鈴原トウジは医者となっていて、中学時代の委員長だった洞木ヒカリと結婚して、子供も生まれていた。
そして、そこで「そっくりさん」と呼ばれていた仮称「アヤナミ・レイ」を引き取り、一緒に暮らすようになっていた。
とここで、新劇場版でとても良かったことと、ショックだったこと。
この仮称アヤナミ・レイが、第三村で村民のおばさんたちと一緒に田植えをしたりして働いて、一緒に銭湯に入ったり、トウジとヒカリのムスメといってもまだ赤ん坊だが、そのムスメのツバメの世話をしたりしていたのが、とてもほっこりとした。
感情のないただのクローンだったのが、徐々に人間らしさを身につけて行くのが、とてもほっこりとした。
でも、その仮称アヤナミ・レイが、シンジの目の前で消滅したのはショックだった。
ただし、レイは、もともとのレイが、最後に髪の毛だけが延びた姿で、現れてきたので少し安心したのだが。
綾波レイは、最も好きなキャラクターだったので。
さて、話を戻すと、新劇場版では中学時代のシンジの親友、相田ケンスケと鈴原トウジはともに立派な大人として頑張っていた。
しかし、その鈴原トウジは、旧アニメ版では、エヴァンゲリオン3号機のパイロットとなるが、その3号機が使途にのっとられて暴走。
それを食い止めるためにシンジの乗ったエヴァンゲリオン初号機が、最初はシンジの抵抗で戦わなかったが、それを見たシンジの父、ゲンドウがパイロットをシンジからダミーパイロットに変えてしまったため、初号機も暴走して、3号機を破壊してしまった。
そのため、3号機のパイロットとして乗っていた鈴原トウジは、足を切断するという重傷を負ったのだった。でも、旧アニメ版では、命は助かっていた。
しかし、漫画版では、・・・。
なんと、初号機に破壊された3号機にのっていた鈴原トウジは、死亡していたのであった。
これは、かなりショックだった。
アニメ版でも、当初はそのまま死亡させようとしたらしいが、少年が死ぬのは良くない、ということで、大けがにとどめることになったらしい。
鈴原トウジがそこで死亡したということは、新劇場版は、全くなりたたないことになる。
漫画版で鈴原トウジが死亡したという場面の後に、中学当時にそのトウジに好意を寄せていた委員長の洞木ヒカリが、トウジのためのお弁当を作っていたのがとても、なんというか、悲劇だったのだ。
漫画版では、ラストの方でも、まったく新劇場版とは違うラストとなっているが、それはほぼ旧アニメ版と同じである。
この鈴原トウジが死亡したということだけが、大きく違うところだったのだ。
ちなみに、新劇場版では、エヴァンゲリオンの試運転のパイロットとしては、名前が変わったQでもアスカは中学時代と同じ外観で登場している。
しかし、そのアスカもクローンだという。
いろいろと不可思議というか、難解なエヴァンゲリオンだが、この漫画版の鈴原トウジが死亡していたのが、一番ショックだったのを思い出した。
エヴァンゲリオンは、まさnパラレルワールド。やはり、新劇場版が、一番すっきりとした形でのラストとなっているように思う。