健康寿命を延ばす

日本人の健康寿命が過去最高を更新

日本人の健康寿命が過去最高を更新した、というニュースがありました。

そもそも健康寿命とはなんでしょうか?

と調べてみると、厚生労働省のe-ヘルスネットというサイトに次のように出ています。

健康寿命

WHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-031.html

つまり、高齢になって何歳まで、普通に生活、つまり何らかの介護を受けずに生活できるか、ということでしょう。

では、その過去最高を更新したという日本人の健康寿命は何歳なのか?

  • 女性:75.38歳
  • 男性:72.68歳

この健康寿命の調査は、3年に一度行われているようで、前回の調査は2019年に行われています。

その時の結果は女性が75.38歳、男性が72.68歳ということなので、3年前よりも、女性が0.59歳、男性は0.54歳延びたということになります。

要するに、日本人の健康寿命は、女性で約75~76歳、男性で72~73歳、ということになります。

では、この健康寿命の数字をどうとらえたらよいのでしょうか?

平均寿命に対する健康寿命はどうなのか?

日本人の平均寿命は下の読売新聞オンラインの記事によると次の通りです。

  • 女性:87.74歳
  • 男性:81.64歳

つまり女性の平均寿命は87~88歳、男性の平均寿命は81~82歳、ということになります。

それぞれの健康寿命との差は、女性で12歳ぐらい、男性で11歳ぐらいになります。

ということは、女性も男性も11~12年ぐらいはだいたい介護が必要だということになりますね。

この数字はけっこう長いと感じますがどうでしょうか。

介護と言っても、レベルがいろいろとあるので、一概には言えませんが、10年以上は介護が必要な人が一般的ということになるのでしょうか。

正直なところ、75歳ぐらいまでは、大丈夫だろうと思っていたのが、男性だと72~73歳が健康寿命ということに、軽いショックを受けたような。

健康寿命をいかに伸ばすか、それが大事

要するに、平均寿命がどんなに伸びても、健康寿命が伸びなければ、全く意味がない。

むしろ、平均寿命と健康寿命の差が広がれば広がるほど、介護する周りの人には迷惑、というと語弊があるかもしれないけど、負担をかけることになる、ということになってしまいます。

逆に言えば、平均寿命と健康寿命との差が少ないほど、周りへの負担が少なくなる、とも言えます。

要するに、ただ長生きすればいい、ということではなく、いかに健康寿命を延ばすか、ということを考え、努力しなければいけない、ということになりますね。

では、健康寿命を延ばすにはどうすればよいのでしょうか。

ネットで調べればいろいろと出てきますが、大きくは次の2つでしょう。

  • 食事
  • 運動

食生活と、日常的な運動、これが健康寿命を延ばす要因ではないでしょうか。

体を健康に保つための食生活。そして、日常的な適度な運動。これが大事でしょう。

これは決して大袈裟なものではなく、ちょっとした心がけで出来ることです。

暴飲暴食は避ける、過度な飲酒は避ける、などはもちろん、一般的に体い良いとされる食生活をすること。

運動も、過度な運動は逆に体を壊す可能性があるでしょう。あくまでも、年齢相応の適度な運動です。

簡単に出来るのがウォーキングです。とんかく出来るだけ歩く、階段を上る、これだけでも効果はあるはずです。

また、サプリメントも今はいろいろと高齢者向けの健康寿命を延ばすために効果のあるものもあるようです。

これらを使ってみるのも良いかもしれません。ただし、サプリメントはそれだけ飲めば良い、と言うものではありません。

あくまでも、適切な食生活と程度な運動との併用、補助として使う、と考えるべきです。

長生きということよりも、いかに健康寿命を伸ばすか、これが、自分のためにも、周りの人のためにも大事だ、ということですね。

やはり、理想的なのはピンコロ、でしょうかね。