
弓道は武道!アーチェリーとは全く違うものだった
2021年春のドラマで、「君と世界が終わる日に」というのがある。竹内涼真さん主演で中条あやみさんが共演する、人間がゾンビになる感染症に襲われるというサバイバルドラマだ。この中で、竹内涼真さんが演じる主人公”間宮響”とその恋人である中条あやみさん演じる”小笠原来美”が高校時代に同じ弓道部で道着を着て弓道をやっている場面が時々ある。それを見て、改めて日本伝統の弓道はかっこいい、と思った。調べてみると、同じ弓を使うアーチェリーとは似て非なるもの、ということがわかった。アーチェリーは比較的、簡単、気楽に始められるようだが、弓道はそんなものではない。道着を着て、精神力を養い、精進して技術を身に着ける。まさに日本の武道のひとつなのだ。僕も高校時代、武道(と言っても躰道という空手の一流はが独立した世間ではマイナーなものだが)をやっていた。そのころは、弓道なんて道具を使うものだから、とあまり興味を持たなかったが、今思えば、弓道の方がはるかに精神力を鍛えられそうで、もし、戻れるなら弓道をやってみたいというのが今の気持ちである。もし、弓道をやる場合、上達するための支援教材はないかと探してみたら、あったのだ。
- 弓道の取り懸け・手の内の秘訣【天皇杯覇者・教士八段 増渕敦人 監修】
- 弓道射法八節習得プログラム~射法八節を習得して中・貫・久を鍛え試合に勝つ方法~【天皇杯覇者 土佐正明 監修】
- 弓道上達の極意~的中率アップの練習法~【筑波大学体育会弓道部部長 松尾牧則 監修】
- 弓道上達革命 ~初心者と指導者向け~【天皇杯覇者 教士七段 増渕敦人監修】DVD2枚組
でも弓道は簡単に上達できるものではないようだ
弓道とアーチェリーは同じ弓矢でも道具が全く違う。的を当てるという意味では、アーチェリーの方がはるかに確立が高く、初心者でも的に当てるまではそう時間がかからないようだ。勝負の仕方も、弓道は的に当てるか当たらないか、の判定だが、アーチェリーは的に当たることを前提に、的の中心への近さでポイントが決まる。だからアーチェリーの方が優れている、とは思わない。弓道は単に技術を上げるだけではなく、その姿勢、精神力、人間として重要な多くのポイントを修行しながら上達させなければいけない、まさに本来の心技体を鍛える武道なのだ。だから、素人から初めて的に当たるようになるまでさえ、簡単ではないとのこと。ベテランでも100%に近く的に当てるのは、相当の上級者でないとできないようだ。だからこそ、人間として心技体を鍛えるための手段として、とても優れているといえるだろう。
アーチェリーはスポーツとして誰でも気軽に始められそうだ
自分が武道をやっていたせいか、弓道に肩入れしてしまったが、アーチェリーもやってみたい。今始めるとしたら、どちらかと言えばアーチェリーになるだろう。弓道を始めるには、もっと若い時でないと難しい、と思うので。弓道の弓矢は古来からの形を残しているが、アーチェリーは、的へ当てるための技術が道具としての弓矢にも使われている。したがって、素人からでも始めやすいようなのだ。ただし、もちろん矢をできるだけ的の中心に当てるための技術は必要となる。そんなアーチェリーの上達支援教材もあった。