
電動キックボードは快適だった!
以前、電動キックボードに乗ったことがある。2019年の東京モーターショーに行った時だ。この年の東京モーターショーの会場はお台場で2か所に分かれていた。有明エリアと青海エリアだ。お台場を走るりんかい線の国際展示場駅から東京テレポート駅の間の約一駅分離れていた。その2つの会場の移動に、電動キックボードを使うことができたのだ。試乗を申し込んで、ちょっとしたスペースで練習、問題ないとされれば専用の移動用エリアを電動キックボードを使って移動できたのだ。とても快適だった。自転車やバイクに比べれば、はるかにコンパクトなキックボードに走り出しだけけりだせば、後は電動のモーターが駆動してくれるから、乗って、ハンドル操作とブレーキ操作をすればいいだけだ。でも、そのキックボードでは行動は走れない。キックボードとはいえ、法律的には原付バイク扱いとなるために、次のような条件を満たしている必要があるのだ。
1.原動機付自転車免許を取得していなければならない
排気量50㏄以下のいわゆる原付バイク扱いとなるので、当然であるが、対応する免許証を取得していることが必要である。
2.次の機器、装置が道路運送車両法の保安基準に適合した形で装備されていなければならない。
- バックミラー
- 前照灯
- 番号灯
- 方向指示器
- ナンバープレート
3.自動車損害賠償保障法に規定する自動車損害賠償責任保険、又は自動車損害賠償責任共済の契約を締結していなければならない。
これも原付バイクと同等の保険にはいっている必要がある。
4.軽自動車税を納付しなければならない。
ナンバープレートを付けるということは、納税義務もあるということである。
5.乗るときはヘルメットを着用しなければならない。
これも原付と同様で、道路上を走行する場合は、ヘルメットをかぶらなければいけない。
6.歩道を走行してはいけない
これも原付扱いなので当然だが、普通のキックボードや自転車のように、法律的に歩道を走ることはできない。
Amazonや楽天市場では電動キックボードがいろいろと販売されているけれど
例えばAmazonで電動キックボードを検索すると、いろいろと出てくる。
でも、上のような条件に適合していないと、公道で走行してはいけないのだ。したがって、電動キックボードが便利そうだからと言って、購入しても、使えるのは公道を除く場所なので、実用的には限られてしまう。
公道を走るには、上に書いた条件をすべて満たしている必要があるのだ。
公道で走れる電動キックボードがあった
ということで、公道で使用できる電動キックボードを探してみると、いくつかあった。その中で、気になったのがこれだ。
▼未来型電動キックボード公道走行OK!革新的な折りたたみEVスクーター【COSWHEEL EV SCOOTER】
電動キックボードとしては、公道を走る条件となる装備は全てついている。
ただし、次の項目については自分で行う必要がある。
- 原付免許証の取得
- ナンバープレートの取得
- 保険への加入
原付免許証は普通自動車免許を持っていれば、自動的についている。持っていない場合は、別途、取得する必要がある。
ナンバープレートは各市町村役場で、印鑑、販売証明書、身分証明書があればすぐに取得できるようだ。販売証明書は購入すればついてくるし、身分証明書は免許証があるはずなので問題ない。
保険については、今はコンビニなどでもすぐに入れるようだ。
こうした条件はあるが、それほどハードルは高くないだろう。
この電動キックボードは1回の充電で、35㎞走ることができるというカタログスペックのようだ。普段使いとしては十分だろう。
詳細は、この電動キックボードのサイトに詳しく書いてあるが、折りたたむこともできたり、立ち乗り、座り乗りができるなど、けっこう魅力的である
価格は、税別で115,000円だから税込みだと126,500円。僕の持っている業務用電動アシスト付き自転車より安い。もちろん、それ以外に、面鏡取得、ナンバープレート、保険などの費用は必要である。
でも、原付バイクよりも扱いやすく、使い方によってはよいのではないだろうか。ただし、これに乗って走っているとけっこう目立つかもしれないが。