位牌

位牌はAmazonでネット購入した

父の四十九日までに用意しておくものとして、位牌がある。

今は木製の大きな位牌があるが、四十九日の時には、通常の漆塗りの小さな位牌を用意しておいて、魂入れをしてもらう、とのことである。

これは必ず用意するように、葬儀の時に来てくれたお坊さんが言っていた。

葬儀屋さんで見た位牌は、数万円というような感じで、そのくらいの価格はするのだろう、と覚悟していた。

しかし、Amazonで位牌を購入できることが分かった。

価格も一けた違い、数千円である。

位牌をネットで購入するなんて、と少し思ったが、Amazonのレビューを見ると、意外に高評価であった。

そこで、位牌はAmazonで購入してみることにした。

ネットで位牌を飼うなんて、おやじに怒られるだろうか。

でも、そこはわかってくれるだろう、と思う。

位牌を注文後は丁寧なメールでのやり取り

普通の商品であれば、Amazonで購入すれば、その連絡がメール出来て、発送されるとまたメールが来て、ぐらいだが、今回は、注文したのはAmazonを通してだが、実際に注文を受けた会社が、丁寧にメールでその後のやり取りをしてくれた。

位牌だから、当然、戒名などを刻まなければならない。

そのためのやり取りだ。

宗派などでも、位牌への文字の記入の仕方が違うようで、一応うちは日蓮宗とのことなので、ネットで日蓮宗の場合の位牌への書き方を調べて、それに従って、表麺と裏面の記入文字を連絡した。

こちらから連絡した通りで作成された原画がまずメールで送られてきて、確認のメールを返す。

それで、位牌が製作される。

制作されたら、位牌が送られてきた。

注文してからだいたい2週間ぐらいの納期だった。

送られてきた位牌は、少なくとも見た目は綺麗に出来ていた

位牌が送られてきた。

一応、どんな感じで出来ているのか、開封して確認してみた。

見た感じは、しっかりと綺麗に出来ている。

ネットでの購入だから、変なものが来た、というようなことは全くなかった。

今やネットでほとんどの物が買える時代である。

特にAmazonは、探せばほとんどのものが出てくる。

Amazonでないものも、ネットで探せば、だいたいは見つけることが出来る。

リーズナブルな価格で、このくらい綺麗な位牌が出来てくるのであれば、それを否定する必要はないのではないだろうか。

これで、四十九日には、この位牌を持っていくことが出来る。

その四十九日をやるのも、今回新たに契約した室内墓がある施設の中だ。

おやじは、どう思っているかわからない。

でも、僕としては、綺麗なところで、いつでも誰でも、気がるにお参りのできるところにしたつもりだ。

おやじも、その気持ちはわかってくれるだろう。

四十九日には、そこへ入ってもらうので、とりあえずはそこでゆっくりとしてほしい。

もうしばらくしたら、母親も、そして僕自身もそこに行くから待っててくれ。