
ダイエットを再開!
実は今、僕はダイエットをしている。というより、再開したのである。このブログの「毎日の体重と食事の記録」というカテゴリーに毎日測定している体重や体脂肪などの体組成データや、食事の内容などを記録している。
それを始めたきっかけは、このブログにある「週休3日ダイエット」で、実際に15㎏ほどの減量に成功したのである。そのモチベーションを維持してリバウンドを防止するのが「毎日の体重と食事の記録」を続けている一番の目的である。同時にどうやって痩せたのか、また今後リバウンドしない、もしくはさらなる減量をするための忘備録でもある。
50代後半にして、初めてまともに成功したダイエットである。15㎏のダイエットに成功後、1年半ほどはダイエットはお休み、リバウンドしないことを意識してきた。
ピークの85㎏から最大20㎏ほどやせた65㎏ぐらいまで痩せてから、2018年3月現在、5㎏ほどリバウンドして今は70㎏ちょいとなっている。しかしそれ以降のリバウンドの進行はしていない。そこで、再度もう少しの減量をして、以前のピーク減量だった65㎏を今年いっぱいぐらいまでに達成することを目標に1か月前からダイエット、正確には週休3日ダイエットを再開したのである。
今回のメインのダイエット方法は1日1食である。
1日1食とは?
詳しくは「1日1食のメリットとデメリットの記事」を見てほしいのだが、簡単に言えば、読んで字のごとく1日の食事の回数を1回だけにする、というものである。
一般的に食事は朝、昼、晩の3回というのが常識、まぁ、中には朝は抜きで昼と夜だけ、という人もいるかもしれないが。
1日1回はその常識を破り、食事は1日1回だけにする、というものである。実はこの1日1食を実践している人は、あのタモリさんやビートたけしさんなど、有名人でもけっこういるのである。
食事の回数を減らすので、もちろんダイエット効果はあるが、本来の目的は、ダイエットというより健康な体を作る、維持する、そしてアンチエイジングというのが目的のようだ。
そこで、こちらのブログでは、アンチエイジング、というところにポイントを置いて1日1食についてまとめてみたいと思う。
なお1日1食に関しては、船瀬俊介氏著の「やってみました!1日1食 Kindle版 」で勉強させてもらいました。興味のある方はぜひ一読してほしいと思う。この本を読めば、きっと1日1食をやってみようか、と思うはずである。
1日1食にすると寿命が延びる!
1日に1食しか食べないという目的は、1日に摂取するカロリー量を制限することにあるらしい。
カロリー量を制限すると、体は空腹感を感じることになる。
空腹感を感じるストレスによって、体は自分の体を守ろうとするために内臓や体の各組織の細胞を活性化して若返らせるのである。
その活性化するためのスイッチとなる遺伝子が1999年に発見された「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」と呼ばれる遺伝子だ。
この「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」は空腹感を感じることによってはじめて活性化するようで、この遺伝子が活性化することによって、各細胞の活性化が始まるのである。
従って、1日の食事を1回にするよりカロリー不足の状態をあえて体に起こし、日常的に「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」を活性化することが出来るため、結果として若さを保つ、つまりアンチエイジング効果を得ることが出来る、このような理屈なのだ。
もう少し詳しく言うと、こうだ。
もともと人間の各細胞は常に一定期間で新しいものに入れ替わっていくものらしい。だから、常に一定の形を保つ、だから数十年以上も生きることが出来るのである。
しかし、年齢を重ねるうちに本来今までと全く同じ細胞がつくられるはずのところが、新しく作られる細胞に少しずつ欠陥が出来るようになってくる。これが老化である。
ではなぜ、新しく出来る細胞に欠陥が出てくるのか、それはその細胞を作る遺伝子が活性酸素や紫外線などによって、次第に傷つけられるからである。
しかし、若いうちはその遺伝子の傷自体もすぐに修復することが出来るのだが、年齢を重ねてくると、その修復機能自体の能力が落ちてきて、次第に遺伝子の傷を修復できない、その遺伝子をもとに新しく作られる細胞に欠陥が出来るようになってくるのである。
ということは、元となる遺伝子が傷つくことを出来るだけ防いであげれば老化を防ぐことが出来るはずである。確かに、紫外線を避けることによって皮膚の老化は遅らせることが出来るようだが・・・。
ここで登場するのが、「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」である。この「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」は他の遺伝子が傷つくことを防ぐ働きがあることが解明されいるそうだ。
従って、「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」を活性化することによって、アンチエイジング効果が得られるのである。
しかし、「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」は朝、昼、晩と食事をとっていては活性化に必要な空腹感が得られないのでその効果は期待できない。
1日1食にすることによって、はじめてこの「長寿遺伝子:サーチュイン(Sirtuin)」を活性化することが出来る、つまり1日1食にすることによってアンチエイジング効果を得られることが出来るのである、という理屈である。
そしてこのカロリー制限によって寿命が伸びるという事実は、人間だけでなく、ミミズや昆虫、そしてネズミやサルなどの哺乳類でも実証されているそうなのだ。
このアンチエイジング効果は単に体だけでなく、脳にも働くようで認知症などの発生も予防することができるらしい。
まさにこれから老後に向かう50代にはいいことづくめなのだ。
ただし、現実問題としては1日1食が出来るかどうか、という点である。
また、1日1食の効果に否定的な意見、むしろ体に悪い、という意見も当然ある。なにせ厚生労働省は1日3食しっかりと食べることを推奨しているからね。
そこは実際に1日1食が実行できるかどうか、また出来るとしてもその有効性を信じるかどうか、ということになる。
1日1食、実際に1か月やってみて
実際に1日1食を初めて1か月が経過した。といっても、僕の場合は今のところほぼ週休3日でやっている。計画としては月火と木金は1日1食として土日と水曜日は無理に1日1食にはしない、3食食べてもいい、というルールでやっているので、1か月間、毎日1日1食としていたわけではない。
1日1食の日は食事は夜だけだが、夜の食事は低糖質も関係なく、好きなものを好きなだけ食べている。またお菓子などの間食はOKというルールを勝手に作っている。
従って、今のところ大きな体重の変化はみられない。気持ち減ってきているかな、という感じはあるが。
しかし、きっちりとやっていない分、無理なく続けられている。むしろ、徐々に1日1食に慣れてきて、週休3日から、週休2~1日になってきている。最終的には、無理なく毎日1日1食が出来るようになるかもしれない。が、無理にそうしようとは思っていない。基本は週休3日でいい、と今のところは思っているので。
でも無理でなければその方向に行こうとも思っている。
もともと週休3日ダイエットでの食事制限を行い、その後もリバウンドしないような食生活をしているので、食事制限することにすでに慣れている、ということもあるかもしれない。
もし85㎏の時にいきなり1日1食をやったら、すぐにギブアップしていた可能性が高いだろう。
そういう意味では週休3日ダイエットがやはり長続きさせることに貢献していると思う。
ということで、ダイエットとは別に、健康な体と頭を維持するという意味でのアンチエイジング効果を期待して、週休3日を基本とした1日1食を実行していこうと思っている。