
1日1食とは?
「週休3日ダイエット、再開!」の通り、2月から新たな週休3日ダイエットをスタートしている。
そこでも書いているように今回のダイエット方法のベースは1日1食ダイエットである。ただ、これをダイエット方法と言ってしまっていいのかどうかは、少し迷うところもある。
1日1食とは、まさにその名の通り、1日の食事を1回だけにする、ということである。確かに1日のトータルの食べる量は減るので、ダイエット効果はあると思うが、本来の1日1食の目的はダイエットではないようなのだ。
1日1食を実践している方は結構多いようで、有名人でも実践している人も多い。でもその方々は、決してダイエットで1日1食をやっているとは思えないから、なんかこれをダイエットと言ってしまうと、その方々に失礼なような気もするのである。
1日1食で有名な方のひとりがタモリさんである。タモリさんはもウ30年以上も1日1食を実践しているらしい。でも、タモリさんがダイエットのために1日1食を永く続けているとは思えない。ほかにもビードたけしさんなど芸能界にはけっこう多いようである。もちろん、ダイエットも一つの目的としている方もいるかもしれないが、メインは決してダイエットではないように思える。ちなみに、オバマ元大統領やビル・ゲイツさんも1日1食だそうである。
そこで、1日1食について少し知識を入れておくために、また忘備録として、その効果(メリット)についてと調べて見た。また、どんな主張にも反対意見がある。1日1食に対する反対意見についても少し確認してみた。ネットで検索してもいろいろと出てくるが、今回は、amazonのkindlrunlimitedで無料で読めた船瀬俊介さんの「やってみた!1日1食」、また産経ニュースさんのサイトから「話題「1日1食健康法」 体に良いのか、悪いのか」(2014.10.26 )を主な参考資料とさせたもらっている。
1日1食にする効果(メリット)
1日1食にすると、こんな効果があるといわれている。
- 病気にかかりにくくなる
- 疲れにくくなる
- 体が軽くなる
- 肌がきれいになる
- 睡眠時間が短くなる
- 頭が冴えてくる
- 仕事がはかどる
- 寿命が延びる
このほかにもあるようだが、主に上のような効果があるということがだいたい共通して言われていることである。
これらのメリットは、1日1食というよりも、もともとはファスティングの効果、ということらしい。ちなみにファスティングとは、絶食のことである。
つまり、1日1食はファスティングの一つの方法という位置づけのようだ。ただ、絶食を長期間続けることは、普通の人間にはかなり難しい。でも1日1食であれば、無理なく続けられる。要するに1日1食は、ファスティングのメリットを無理なく長期に得られる手段、ということになる。
上のメリットで上げた1~4は、一言で言えば健康な体になる、ということである。なぜ食べないことが健康になるのか?今まで食事は朝、昼、晩ときちんと3回とることが健康のために必要なこと、朝食抜きは決して健康のためにならない、と言われてきたように思うので、それとは全く矛盾する。
でも、実際に長く行っている人がそう言っているのだから、間違いないのだろうと思う。その理由を簡単に言えば、食べないことによって飢餓状態になってくると、体は体の中の本来不要な脂肪などをエネルギーに変えるため、不要な細胞を体から消費していきます。同時に腸内に残っているものも排泄されていくので、いわゆるデトックス効果で体がきれいになっていくのである。不要なものを体からなくして、体に必要なものだけを作っていく、よって体は本来の健康な状態になっていく。というように、とりあえずは理解している。
また、1日1食にすることによって短時間の睡眠でも寝不足だと感じない、眠くなりにくい、頭がさえてくる、ということがよく言われているようだ。結果として、時間的にも余裕が出来、集中力も上がってくるので、仕事の効率がよくなり、集中して仕事に取り組める時間が長くなる、つまり仕事がはかどるようになる、ということになるのである。
そして、寿命が延びる、これは人間だけでなく、いろいろな動物での実験でも実証されているそうだ。
なぜ寿命が延びるのか、それは小食にすることによって体にカロリーが不足していると感じさせることによって、「長寿遺伝子(サーチュイン:」が活性化するため、これによって寿命が延びる、ということだ。と、この説明だとよくわからないかもしれない。(「長寿遺伝子(サーチュイン:」は1999年にアメリカのマサチューセッツ工科大学のレオナルド・ガレンテ 教授のグループによって発見された比較的最近発見された遺伝子である。)
人間の老化は、遺伝子が傷つくことによって進むという。本来細胞は、常に新しいものに入れ替わり、体の機能を保っている。しかし、年齢とともに遺伝子が傷ついてくると、細胞を作る設計図に不具合が出来ることになるため、新しく作られる細胞は本来作られるべき細胞ではなく、なんらかの欠陥を持った細胞が作られてしまう。その結果として皮膚には次第にしわが出来たりシミが出来るようになり、黒い頭髪も白髪となっていく。認知症や心臓病など、すべての疾患はこの遺伝子の傷によってそれぞれの細胞が本来の正常な状態で作れなくなり欠陥を持った細胞として作られてくるため発生する疾患である。
しかしが「長寿遺伝子(サーチュイン:」活性化すると、この遺伝子がほかの遺伝子が傷つくことを防ぐことができるのである。つまり老化を防ぐ、体の不具合を修復する、こういった役割をしてくれる、結果として寿命が延びるのである。つまりその名の通り、アンチエイジング効果を持った遺伝子なのである。
ところがこの「長寿遺伝子(サーチュイン:」を活性化するためには、カロリー制限をする必要がある。そのためには、食べる量を少なくする必要があるのだ。
つまり1日1食は結果として小食になり、体に取り入れるカロリーを制限することになるため、「長寿遺伝子(サーチュイン:」を活性化してアンチエイジング効果を漏ららす、つまり健康な体を維持することが出来、寿命が延びるのである。
ということで、1日1食にはすごいメリットがあるようだ。ただ、なんでもそうだけど、何かの意見を推進する人の立場からは、メリットが主張される。しかし、当然反対意見もあるのである。
ということで反対意見も調べてみた。
1日1食の反対意見(デメリット)
1日1食に対する反論的な意見というか、1日に取る食事を何回かに分けた方が良い、という意見もある。その中のごく一部の意見だと思うが次のようなものである。
- 厚生労働省のホームページでは1日3食規則正しく食べることが推奨されている
- 1日1食だどその1食で量を多くとってしまう可能性があるので、消化吸収によくない
- 臓器によってそ能力が高まる時間帯が違うから、複数に分けて食事をとるべき
- 必要な栄誉をしっかりと取ることが長生きにつながる
など、いわゆる世間一般に言われている常識的な当たり前のことである。確かに、厚生労働省が推奨しているからそうすべき、というのはその理由はともかく、厚労省が推奨しているというだけで納得しがちなところである。それがいいか、悪いかは別にして。
また、1度に食べ過ぎると消化が悪くなる、長生きのためには必要な栄養はしっかりと取るべき、というのも今までの常識から言えば、カロリー不足の方が寿命が延びる、と言われるよりも納得できるようにも思う。ただし、今まで常識と言われていたことがある時から否定されることもよくあることである。少し調べた範囲では、「長寿遺伝子(サーチュイン:」の存在が発見されたということから、理論的には今までの常識が変わる可能性もあるように思う。
また、もっと単純に1日1食のメリットを肯定したうえで認識されるデメリットもある。
- 空腹に耐えなければならない。
- 食事という楽しみが1日3回から1回になるのは寂しい
- リバウンドしやすい
確かに、今まで好きな時に好きなものを好きなだけ食べていた人が、急に1日1食にすれば、1と2のデメリットを強く感じるだろう。それはわかるような気がする。僕の場合は、すでに前回の週休3日ダイエットで食べる量の絶対量を減らすとともに低糖質ダイエットで食べるものも制限してきた実績があるので、1日1食にしてもほとんど1や2のようなことは感じなかった。
やはり段階を追う、例えば、1日3食きっちり食べている人の場合は、まずは2食にして、それが出来てきたら1食んする、というように。
3番目のリバウンドしやすい、これはどんなダイエットでも止めて元のような食事、生活環境に戻ってしまえば必ず起こることではないだろうか。そういう意味では、僕は低糖質ダイエットも止めればすぐにリバウンドすると感じたからね。
目標体重にダイエット出来た時に、ダイエットを止めるのではなく、次の段階として必ずリバウンドしないことを目標に第2段階のダイエットをすることが重要だと思う。
それに、1日1食は本来、一時的なダイエットを行うための手段というより、生涯を通して継続的に行っていくべきものだと思うので、止めてリバウンドする、というのは少し違うと思う。それは、低糖質ダイエットも同じかもしれない。低糖質の食事をしている方は、それが普通のこととして生涯日常的に続けているように思う。僕の場合は、やっぱりお米が食べたい、ということで、断念してしまったが。
実際に1か月の1日1食生活をしてみて
1日1食を始めてから1か月が過ぎたが、僕の場合は週休3日なので毎日ではない。したがって、あまり大きなことは言えないかもしれないが、とりあえず、週休3日で1日1食を行ってみた感想を簡単にまとめてみよう。ただし、前述の通り、僕の場合はいきなり始めたのではなく15㎏のダイエットをした後、リバウンドをしないことに十分気を付けながらその中で始めたという但し書きが付く。従って、いきなり1日1食にする場合とは少し違うだろう。
- 空腹感をストレスに感じることはない
- 睡眠時間を短くしても目がさえている時間が長くなった
- 仕事に対するモチベーション、集中力が上がっているように感じる
- 1日1回の食事が今までよりも楽しみになり、おいしく食べられる
というようなところであろうか。さすがにまだ健康面、ましてやアンチエイジング効果を実感するには至っていないが、1日1食の効果(メリット)の5~7についてはすでに実感できている。
ただし、週休3日ということもあり、また1日1食の食事は低糖質も今は考えずに好きなものを満腹感を持って食べているせいか、大きな体重減にはなっていない。それでも、1か月で1㎏弱の体重減にはなっているようだが。
また、1日1食とは言っても、朝や昼はお菓子を食べることもあり、またおしるこも豆は入れないで知るだけならいいだろうと勝手に決めて飲んでいたりする。
そういったことも大きな体重減になっていない原因になっていると同時に、1日1食にしたことによるストレスを感じさせない要因になっているのかもしれない。
ということで今後も1日1食は続けていこうと思う。基本は週休3日ダイエットとして週3日は朝、昼食べてもいいというルールにしていく。しかし、もし食べないでも問題ないときは無理に食べることはしない。
また、本来は食べるものは選んで1食も小食にするべきなのかもしれないが、1日1食の1食は基本何を食べてもいいことにしている。
また適度であれば、朝、昼、それ以外のスナック、お菓子、ジュースなどもOKとする。
このやり方でも1日1食を今後も続けていく予定である。3月からはスロージョギングも始めているので、その効果も加わってくると思うが、今後の体重を含めた体組成変化がどうなるか楽しみである。