食前舞茸

食前の舞茸で低GIと同じ効果がある?

9月の頭ごろのテレビで舞茸が血糖値スパイクを防いでくれるということを言っていた。「名医の太鼓判」という番組である。

すでにネットでもダイエットサイトにはこの話題がたくさん出ているようだ。ここのところの筆不精で、ちょっとこの話題に乗り遅れたようだ。

が、実は早速、食前の舞茸を始めているのである。

なぜ食前に舞茸を食べると良いのか?それは、舞茸を食べた後の食事では、血糖値が上がりにくい、というのが理由である。

通常、食事を取ると血糖値が上がる。

そしてGI値の高い食べ物ほど、血糖値を上げることになる。GI値とは簡単に言えば、その食べ物を食べた後の血糖値の上がり方の度合いを示す数値である。

また一般的には糖質の多い食べ物は血糖値を上げやすい。ただし、糖質が多い=GI値が高いとは限らない。糖質が多くても、植物繊維などが多ければ血糖値の上昇を抑えてくれるからである。

とはいえ、糖質制限ダイエットがやせる一つの理由が、この食後の血糖値を上げない、ということにあるのは確かである。

僕も15㎏ほど痩せた時は、週休3日で糖質制限というよりは、低GIダイエットがメインだった。食材のGI値を調べて、なるべくGI値の低い食べ物を食べ、GI値の高い食べ物は食べないようにする。結果として、ほぼ低糖質ダイエットと同じようなものを食べることになるのである。

従って、その時の週休3日ダイエットでは、ご飯やパンはもちろんであるが、野菜では、人参、ジャガイモはほとんど食べなかった。

まぁ、このあたりのことはダイエットにトライしている人であれば、常識的なことかもしれないが。

これも常識的なことかもしれないが、血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され血液中から糖質を取り込み、筋肉や臓器などに取り込みます。そのため、常に血糖値が一定に保たれるわけだが、血糖値が高くなればそれだけインスリンの分泌量も増えて、体内に取り込まれる糖質も多くなる。取り込まれた糖質は脂質などで蓄えられ、結果としてこれが増えれば肥満になる。

従って、食後の血糖値の上がり方が急激で高いと、それ自体が糖尿病や動脈硬化などの疾患を起こしやすくなるだけでなく、肥満の原因にもなるのである。

この食後の急激な血糖値の上昇が血糖値スパイクであり、健康面からはもちろん、ダイエットという観点からも出来るだけ避けることが大事になるのである。

逆に言えば、食後の血糖値の上昇を出来るだけ抑えることが出来れば、ダイエットになる、ということであり、それが低GIダイエット、ニアイコールで糖質制限ダイエットの原理ともなっているのである。

そのため、食べる食材のGI値、糖質について調べ、しっかりと選んで食べる必要があり、食べる食材が制限されるだけでなく、けっこう面倒なのであった。

しかし、この食後の血糖値の上昇を食前に舞茸を食べておくことによって、防げる、というのである。

つまり、食前に舞茸を食べることによって、GI値、糖質を気にせずに、低GIダイエット、糖質制限ダイエットと同じような効果が得られるということになるのである。

つまり舞茸さえ食べておけば、その後はご飯でもデザートでも好きなものを食べてもダイエット効果が期待できる、という勝手な解釈が出来るのである。

膝を痛めて以来、リバウンドはしていないものの、体重は減らせていないここ3か月ほどなので、この舞茸の情報に飛びついた次第である。

■スポンサーリンク

なぜ舞茸が血糖値上昇を抑えるのか?

舞茸が血糖値の上昇を抑えてくれるのは、次の3つの理由によるものらしい。

  1. 舞茸は植物繊維が豊富であること。植物繊維は、糖の吸収を抑えるため、血糖値の上昇を抑制する効果がある。
  2. 他のキノコ類も植物繊維は豊富であるが、舞茸の特徴として、加熱しても成分が分解されにくいため、加熱調理しても効果が変わらない。
  3. 舞茸の成分には、炭水化物の消化酵素の働きを抑える効果があり、糖に変得にくい。

このようなことから、舞茸を食べることによって、その後の食事で血糖値の上昇を抑えてくれる効果があるようだ。

ただし、舞茸を食べることによる血糖値の上昇抑制効果を発揮させるためには、食事の時に同時に食べるよりも、食事の30分ぐらい前までに舞茸を食べておく方が効果は高いとのことである。

従って、食前の舞茸なのである。

さらに、その効果は直後の食事だけでなく、その次の食事に対しても効果を維持しているとのこと。

従って、朝食で舞茸を食べれば、昼食後の血糖値の上昇も抑えてくれるのである。

ということで普通に朝昼晩と3食を食べている場合は、朝の舞茸がお勧めなようだが、僕の場合は、原則として1日1食、朝食、昼食はなしで夕食だけなので、舞茸を食べるのは、夕食前、ということになるのである。

■スポンサーリンク

舞茸の食べ方とタイミング

では舞茸をどのように、またどんなタイミングで食べているのか、忘備録として記録しておこう。

まず食べ方である。

前述の通り、舞茸の場合は、加熱しても成分が劣化することはないので、加熱して食べる。まぁ、舞茸とは言え、生では食べにくいので当たり前と言えば、当たり前であるが・・・。

トースターにあるもホイルを広げて乗せ、その上に舞茸をある程度の大きさに、手で裂きながら載せていく、そこに粗挽き胡椒と塩を振りかけて、そのままトースターで5分焼く。

だいたい50gぐらいになるように小鉢のようなものに分けて、あとは好みでそのまま食べても、何かをかけても良い。

僕の場合は、オリーブオイルをだいたい大さじ一杯ぐらいかけて食べる。

簡単である。が、これがとてもおいしいのである。塩コショウして焼いた舞茸にオリーブオイルをかけて食べると、とてもおいしいのである。

従って、無理して食べるということは全くなく、出来ればビールでも飲みながら食べたいくらいである。がそれはしていないが。

そして舞茸を食べ終わった後に残ったオリーブオイルも飲み干してしまうのである。したがって、オリーブオイルダイエット的にもなっているかな。

これは週休3日ではなく、毎日の食前に行おうと思っているし、なるべくそうしたいのだ。おいしいから。ただ、外食した時などはできない。

現在10日ほど、抜けた日もあるけどやっている。今のところ、目立った効果はない。が、効果も期待したいがおいしいので、続けようと思っているのである。

今後に期待しよう。

■スポンサーリンク