
ヨーグルトを最初に食べると肥満と老化を防ぐ
ヤフーニュースで「ヨーグルトは最初に食べる!肥満や老化を防ぐ新習慣」なる記事が目に入ったので読んでみた。
まぁ、低糖質ダイエット、低GIダイエットを行っていたので、これは食後の血糖値を上げにくくする効果があるということはすぐにわかるし、実際に僕も似たような頃はやっているからね。
でもまぁ、一応読んでおこうか、ということで読んでみたのである。
だいたい予想通りであるが、ひとつ覚えた知識としては、ヨーグルトの場合、「たんぱく質と乳酸のダブルの働きで、血糖値の上昇を抑える」ということだ。
つまり血糖値を上げにくい効果が大きいということである。
「脱低糖質ダイエット」を今回の週休3日ダイエットでの一つのテーマとしている割には、こんな記事が気になってしまうのだが、もともと低糖質ダイエットを止めたかったのは、ご飯やパン、パスタをストレスなく食べたい、というのが理由だったから、ヨーグルトを先に食べるかどうか、こういったことは差し支えない、としよう。
それにこの記事にも書いてあるベジタブルファーストは今でも習慣的に行っているし。
また、固形のヨーグルトではないが、飲むヨーグルトがあるときは、必ず、食事の前にコップ1杯飲むようにしている。
また、ヨーグルトではないが、チーズ、具体的にはキリというクリームチーズをひとつ食膳に食べることもある。
また、豆乳があれば、豆乳をコップ一杯、豆乳がないときは牛乳をコップ一杯、食前に飲むようにしている。
では、このように食事と一緒に飲むことで血糖値を下げる効果のあると言われているものの代表として、牛乳と豆乳について少しだけ付け加えておきたいと思う。
牛乳に関しては「悪い噂」もある。また、豆乳と言っても本来は無調整のものがいいらしいが僕が飲んでいるのは調整豆乳なので、そのあたりを中心に。
牛乳を食事の前に飲む効果は?
牛乳もやはり食事の時に飲めば、血糖値を下げる効果があることは間違いないようだ。
ただ、必ずしも食前である必要はないようでもある。
食事と一緒、あるいは食後でも時間をおかなければ血糖値を上げにくくする効果はあるようである。
ただ、食前に飲めば、その後の食事の量を抑えられる効果も期待できるので、やはりダイエットとしての効果は食前がいいと思う。
ただ、調べている中で気になったのは、「牛乳有害説」である。
そういえば、そんなようなことは以前、聞いたことがあったように思うのだが、改めて確認しておこう。
牛乳は有害なのか?
牛乳有害説の発端となったのは、新谷弘実氏による著書「病気にならない生き方」という本だ。この本によれば、牛乳には下記のような有害な点があるという。
- 「病気にならない生き方」新谷弘実氏著
- 牛乳は消化が悪い
- 牛乳の乳脂肪は酸化している
- 牛乳を飲むと骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になる
それぞれをもう少しだけ簡単に説明してみましょうか。
牛乳は消化が悪いのか?
「牛乳を飲むと下痢をする人がいるのは、牛乳は消化が悪いためである。特に日本人などアジア系の人種は牛乳に含まれる乳糖を分解し吸収する能力が低い。そのため牛乳を飲んでも栄養素を取り込むことはできず、むしろ下痢などによって健康に悪影響を及ぼす。」
牛乳の乳脂肪は酸化している
「牛乳は工場での製造工程の過程で、生乳に含まれていた乳脂肪が酸素と結合して参加してしまう。そのためこの乳脂肪は過酸化脂質として、酸化した脂肪になってしまう。
酸化した食物は体内で体に悪影響を及ぼす活性酸素を作り出す原因物となる。その結果活性酸素が増えて健康に悪影響を及ぼす。」
牛乳を飲むと骨粗鬆症になる
牛乳を飲むと血液中のカルシウム濃度が上がってしまう。そうすると体の恒常性コントロール、つまり正常な状態に戻そうとする機能が働き、カルシウムを体外に排出しようとする。結果として牛乳を飲むことによって体内のカルシウムが排出されカルシウムが不足した状態となり骨粗鬆症になってしまう。
牛乳有害説に科学的根拠はない
これらが本当であれば、確かに牛乳は体に有害であるということになりそうだ。
でもこれらの説に科学的根拠があるのかどうか、それが問題である。
「病気にならない生き方」この本はミリオンセターになるほど売れたそうである。したがって、世の中に大きな影響を与え、当然牛乳の生産、販売にかかわる人たちからは反発を買うことになった。そして乳製品健康科学会議というところが、著者の新谷弘実氏に対して公開質問状を送ったそうである。しかし、その回答にはなんら科学的根拠がなく、結果として牛乳有害説の信頼性はあまりないことが明らかになってくるのである。
また、牛乳有害説こ関しての科学的評価をしている明治大学科学コミュニケーション研究所というところのサイトを見つけた。明治大学ということで信頼性の高そうに思うので、そのサイトを見るとやはりあまり牛乳有害説の科学的な根拠はないようだ。
疑似科学とせれるものの科学性評価サイト「牛乳有害説」:明治大学科学コミュニケーション研究所
つまり、牛乳有害説には科学的な根拠はないと判断していいようである
ただし、牛乳は有害ではないが体に積極的に良い物だということは言っていない。確かに、牛乳を飲むと体を害する人がいるのも事実のようだからね。
でも、とりあえず食事での血糖値を下げる効果については有り、ということでいいと思う。
豆乳を食事の前に飲む効果は?
豆乳は成分であるポリフェノールの一種、大豆イソフラボンによって血糖値の上昇を抑える効果があるといわれている。
したがって、当然ながら食事の時に飲めば、血糖値を下げるが期待できそうだ。
さらに牛乳よりも低糖質であり、ダイエットを考えるのであれば、牛乳よりも効果的だと推測できる。
ということで僕も豆乳を食事前に飲んでいる。
ただし、僕が飲んでいるのは調整豆乳、具体的にはキッコーマンの「特濃調製豆乳」である。
調製豆乳は無調整豆乳に砂糖などを加えて飲みやすくしている豆乳である。したがって、必ずしも牛乳にくれべて低糖質とな言えないかもしれない。
したがって、本来なら無調整豆乳を飲む方が良いと一般的には言われているようだが、このキッコーマンの「特濃調整豆乳」はおいしいのである。
多少のデメリットがあったとしても僕はキッコーマンの「特濃調製豆乳」を選びたい。
それに、気休めかもしれないけど、キッコーマンの「特濃調製豆乳」のパッケージには、次のように書いてある。
- 日本人間ドック健診協会推薦
- 消費者庁許可
- 特定保健用食品
この謳い文句を信頼したいと思う。
とにかく、この「特濃調製豆乳」はおいしい。無調整豆乳でやっぱり豆乳はまずくて飲めない、という人にはぜひ一度、飲んでみることをお勧めしたい。
調製豆乳と無調整豆乳では字が違う?
ちなみに、調製豆乳と無調整豆乳では、字が違うことをご存じだろうか。
調製豆乳は「製」、無調整豆乳は「整」が使われているのである。


なぜだろう?
調製豆乳はもともとの豆乳に砂糖などの添加物を加えて製造されているので調製、無調整豆乳は減量となる大豆と水のみしか使用されず何も調整していないので無調整豆乳とらしい。