
本格的なダイエットのきっかけは走れなかったことだけど
実はダイエットを始めたのは、2月からだったのである。
その時は、食事制限より走った方が楽かな、と思いランニングでのダイエットをやるつもりでいたのだが、その結果は悲惨なものとなってしまった。
しかし、この失敗が今回のダイエット成功の原動力の一つとなっているのかもしれない。
悔しくて、なんとしても走れる体になろうという強いモチベーションがその時働いたのであった。
とは言っても、本来絶対に避けるべきことなのである。
中高年はダイエットのために走るのは厳禁なのだ!
体重を落とすためにまず考えること、それは走ること、という人も多いのではないだろうか。
食べるものを制限するより、走った方がいいや、と思いがちである。僕もそうだったから。
若いころから歩くのはけっこう好きなので、今でも普段から歩けるところはなるべく歩くようにしている。
特にダイエットを意識して走ろうと思ってからは、意識して早歩きをしたりしていた。
しかし、ここ10年以上、まともなスポーツもしていない、走ってもいない、しかも体重は人生のピークである。
さらに年齢は50代後半、テレビのコマーシャルでもコンドロイチンやグルコサミンなどの高齢化による膝の痛み、トラブル対策となる薬やサプリメントが盛んにおこなわれている。
そんな人間がいかに耐衝撃性に優れたランニングシューズを履こうとも、膝への負担は防ぐことが出来ないどころか、かなり大きなものとなったのである。
思っているよりも膝の高齢化は進んでいるのだ
満を持して5キロ走った。途中少し歩きながらも、走り切ったのである。たかが5キロ、でも今の僕にとってはとても長く感じた5キロであった。
しかし、その翌日以降、左膝に強い痛みが走るようになったのである。
しばらくおとなしくしていれば治るだろうと思っていたが、痛みは一向に治らず、それまでやっていたウォーキングさえできなくなってしまったのである。
そうこうしているうちに、ウォーキングで少し減っていた体重がまた増えてきたのである。
体重を減らすために行ったランニングが、結果的に体重を増やす結果にもなってしまった。
これは僕にとってはとても悔しい結果である。この時、なんとしても走れる体にならなくては、と強く思ったのであった。
しかし、走ることはおろか、いまや歩くこともできない。
つまりカロリーを消費して痩せることはできないということである。
ということは、体に入るカロリーを減らすしかない、という結論に至った。
楽して痩せるは信じない!
巷には楽して痩せる、というキャッチコピーの商品もたくさんあるが、自分の経験から楽して痩せるのは不可能と思っていたので、選択肢は食事制限しかなかった。
しかし、毎日食事制限をするのは過去の経験からしてもやはりつらく、長続きするかどうか不安だった。
そこで考えたのが、週の中で食事制限をする曜日を決める、つまり今回の週休3日ダイエット法だったのである。
まぁ、前向きに考えれば、ランニングで膝を痛めたことが、今回の週休3日ダイエット法となり、人生で初めてのダイエット成功へとつながったということになるのだろうか。
一度痛めた膝はなかなか治らない
体重が60キロ代にまで落ちてきた時でも、まだ膝の痛みは完全には治らなかった。
体重が落ちれば治るだろうと思い、医者へも行かなかったが、実際に膝を痛めてから1年が経過し、体重も落ちているのにまだ治らない。
やはり医者に行くべきかと思い、整形外科で診察をした。
膝に水が溜まっているとのことで水を注射器で抜かれ、電気の治療をする。
これを週1回づつ6週間ほど続け、やっと痛みが治まってきたのである。
もう大丈夫かと思っていたら、何かの拍子でたまに膝が痛むことがまだあるのである。
やはり50代後半ともなると一度痛めた膝はなかなか治らないようだ。
もちろん、普段から走っている人なら、例え60代でも大丈夫なのだろうが、普段全く走ってない50代以降の人間は、決して痩せるために走ろうとは思わないでほしい。
大丈夫な人もいるだろう、でも一度痛めたら、その代償はかなり大きなものである。
無難な選択をすることを強く推奨したいと思っている。
▼体重、体脂肪、ウェストの推移グラフ