
糖質制限反対派、週刊新潮の主張
ここのところの糖質制限の賛否両論、どっちでもいいといいながらもつい見てしまう。
これはまた週刊新潮の記事である。どうやら新潮社は、糖質制限反対派のようだ。
対するのは東洋機材オンライン、こちらは糖質制限の強い賛成派である。
糖質制限では、週刊新潮vs東洋経済オンラインという構図になっているようである。
週刊新潮の記事は週刊誌に掲載されているものだが、ネットでもその内容が掲載されている。
すでにこのブログでも紹介しているが、週刊新潮のネット版、デイリー新潮のサイトから最近のものをまとめてみると次のような記事である。
- 女医が告白、糖質制限で「脳梗塞」一歩手前 死亡率は1・3倍に「週刊新潮」2018年4月5日号 掲載
- 糖質制限で「老ける」「寿命が縮まる」… 東北大が研究「週刊新潮」2018年4月5日号 掲載
- それでもやりますか?寿命が縮む「糖質制限」 元祖提唱者の病歴「週刊新潮」2018年4月12日号 掲載
- 止めて「動脈硬化」改善例も 糖質制限の「がん」「認知症」リスク「週刊新潮」2018年4月12日号 掲載
*ある程度の期間後、リンク先の記事がなくなっている場合もあるので、ご容赦下さい。
これらの記事を見ていると、糖質制限を続けるのはちょっとためらってしまう。
確かに、短期的に減量することでの糖質制限の効果は週刊新潮も認めている。
でも、糖質制限をやること自体は、健康を害する、寿命を縮める、というのが週刊新潮の主張である。
したがって、短期、例えば3か月で10㎏ぐらい痩せたい、という場合は、その期間だけ糖質制限ダイエットを行うのは有効だろう。
ただし、痩せた後のリバウンドに関しては、気を付ける必要がある。
糖質制限で痩せた場合、元の食事に戻せば、簡単に元に戻ってしまうのである。
したがって、リバウンドしないためには、少しのリバウンドを見込んで、目標+α、まで体重を落とし、少しリバウンドは仕方ないとして、その後また糖質制限をするか、または他のダイエット方法を行う必要があるだろう。
個人的には、基礎代謝をあげることもできる、何らかの運動を取り入れるのがいいと思う。
さもなくば、一生、糖質制限をすることが必要であり、実際にそうしている人も少なからずいるようだ。
週刊新潮では、特にそういった糖質制限を長く続けることに対して、警鐘を鳴らしている。
もちろん、糖質制限ではなく、他のダイエット法にするべきということも言っているが。
例えば、”「糖質制限」しない「老けないダイエット術」”という特集を週刊新潮2018年4月19日号で掲載している。
徹底して糖質制限に反対する構えである。
糖質制限推進派、東洋経済オンラインの主張
しかし、これに対して東洋経済オンラインも負けてはいない。東洋経済オンラインから関連記事をまとめてみた。
- 糖質制限「老化説」が抱える根本的な大問題2018年03月31日
- エビデンスなき「糖質制限」論争は意味がない2018年04月12日
- 最先端の医学では「白米は体に悪い」が常識だ2018年04月13日
*ある程度の期間後、リンク先の記事がなくなっている場合もあるので、ご容赦下さい。
東洋経済オンラインの記事では、糖質制限反対派の主張にはエビデンスがない、つまりそれを証明する証拠にあたるようなものがない、しかし、糖質制限が健康に貢献し、寿命を延ばすことにはエビデンスがある、との主張である。
こちらサイドの記事を読んでいると、今度は糖質制限をしないと、危ない、健康寿命が縮まってしまう、と思ってしまうのである。
はたして、僕ら一般人はどちらを信じたらいいのであろうか。
現在、糖質制限をしながらの生活をしている人は、少なくないと思う。
そういう人たちは、やはり東洋経済オンラインの主張を信じるだろう。
ただし、やはりそういう人での週刊新潮の記事を見れば、少なからず不安になる人もいるのではないだろうか。
もし、週刊新潮の記事が正しかったら・・・、と思う人もいるだろう。
でも、東洋経済オンラインの主張が正しいとしたら、・・・。
結局、どちらを信じるかは、その人次第、ということになる。
糖質制限に関する賛否両論は面白いと言えば面白いけど、もしかしたら、どちらかが一部の人たちの寿命を縮めていることになるのかもしれない。
今現在は、どちらの主張が正しいのか、わからないが、近い将来、その決着はつくのだろうか。
その時、間違った主張をしていた方は、なんて言うのだろうか。
糖質制限の賛否、どちらを信じるかは自己責任
現時点では、糖質制限反対派も賛成派も、両方とも自分たちの主張が正しいと信じていると思う。
少なくとも、どちらも単なる記者の主張ではなく、学者やお医者さんの主張である。
したがって、将来、どちらかが正しくて、どちらかが間違っていたとしても、その間違っていた方を責めることは出来ないと僕は思う。
糖質制限をして寿命が縮まったとしても、糖質制限をしなくて寿命が縮まったとしても、それはその人の自己責任ではないかと思う。
どちらもそれなりの科学的な理論、実績に基づいていると思うので、もしかしたら、どちらも正解であり、どちらも間違いなのではないだろうか。
ということで、個人的な意見としては、次のように解釈している。
- 短期的な減量、メタボ対策としては、糖質制限ダイエットは利用すべきである。
- 目標体重以下になったら、糖質制限は制限することを控える。
- ただし、糖質も過度に撮らないようにする。
- リバウンド防止のために糖質制限以外のダイエット方法を取り入れる。
- 体が軽くなったら、なんらかの運動も取り入れて食べても太らない体つくりに目的を切り替える。
- 無理のない運動はその後、出来るだけ継続して行うようにする。
あくまでもこれは僕の考え方である。
最初の週休3日ダイエットで糖質制限を取り入れ、大幅な減量に成功しているから、こういった考え方が出来るのだと思う。
そのお蔭で今は、脱糖質制限といいながらも、以前のようにご飯を3杯も5杯もお代わりするようなことはない。
通常は1杯、たまに2杯、という程度である。
そして、雑穀米にすることも結構多い。
玄米にすることもある。
そういう意味では、軽い糖質制限を今でも行っていると言われればそうかもしれない。
でも、白米も食べる。食パンも食べる。糖質制限には全くこだわっていない。
おかずも、今は全く気にしていない。
甘い物、デザートは必ず夕食後には食べている。
でも、食べる順番は血糖値を上げないようにしている。
そして何よりも最低でも週に4日は1日1食にしていることにより絶対的なカロリーを抑え、糖質の接種も結果として抑制されていると思う。
ということで、結局、脱糖質制限と言いながらも、軽い糖質制限になっている直生活になっているのが現実かもしれない。
ということは、結局、ある意味糖質制限はどっちつかず、どちらに転んでもいいような食生活、になっているようだ。
まぁ、今後も今のところはこの食生活パターンで行きたいと思っている。
そして、現在行っている第2次週休3日ダイエットが成功したら、その後もこのパターンを続けようと思うのである。