最近多い?無灯火の車

最近気になる車のマナー

最近少し車の運転で気になることがある。
ひとつはウィンカーを出さずに曲がる車、そしてもうひとつは、暗くなってもライトをつけていない車である。

ウィンカーを出さないのは、まさにマナーの問題というよりも、車を運転するときのルールの問題だと思う。

しかし、暗くなってもライトを付けないのはもしかしたらマナーというよりも、単に忘れているだけかもしれない。

まだ大丈夫だろう、という人のいるかと思うが、単純に忘れている人も多いのではないだろうか。

忘れさせる原因は、おそらくインパネである。

インパネ、つまりスピードメーターとか最近はインフォメーション画面みたいなものも多いのだが、要するに運転席の前にあるメーター類である。

僕が免許を取ったころ、もう40年前になるが、そのころはヘッドライト、またはスモールライトを付けなければインパネの照明もつかなかった。

従って、暗くなって、メーターをきちんと確認していれば、ライトをつけていないのに気が付いた。

でも、最近の車はエンジンをかけるとすぐにインパネが証明とともに浮かび上がる。

これはこれで見やすくていいのだが、昔のように暗くてインパネがみずらくなったことによってライトを付けていないのに気が付く、というシグナルがなくなってしまったことになる。

これは、けっこう影響が大きいように思う。

技術の進歩が引き起こしている無灯火運転

法律的には、日没後はヘッドライト、スモールライト、テールライトを付けなければいけないことになっている。つまり日没後のライトの点灯はドライバーの義務なのである。

当然、それを行わないと罰則がある。

普通車の場合、減点1、反則金が6,000円である。れっきとした交通違反なのである。

ライトの点灯は、運転者の視界を明るくするという目的だけではなく、周りの人や車に、自分の車の存在を知らせることも大きな目的である。

特に夕暮れ時は、人の行き来も多く、明るい時間帯から暗い時間帯への移行じなので目も暗さになれてなく、ライトの点灯忘れは事故につながりやすい。実際、夕暮れ時の事故は多いようである。

この時間、少し早めにライトをつけるぐらいの方が周りに対しても安全だろう、

しかし、皮肉なもので技術の進歩がヘッドライトの点灯を忘れさせる大きな要因となっている、つまり交通事故の誘発要因になってしまっているのである。

技術の進歩での無灯火運転は、技術の進歩で対応

その対策、かどうかはわからないが、これに対しても技術で対応がされてきているのである。

オートライトをご存知だろうか。最近の車にはほとんどついているようだから、知っている人も多いのでは仲と思うが、中には知っている、車についているけど使っていない、という人もいるのではないだろうか。

でも最近の車でもついていない車もある。うちの最新のシエンタもそうだある。オートライトが付いていなかったのである。一番安いグレードだったからかもしれないが、これは少し残念だった。がその対策もあるのであるが、それは後述するとして、オートライトはとても便利な機能である。

僕は4年前から乗っているアウトランダーPHEVで、初めてこのオートライトが付いている車に乗り、その便利さを知ったのである。

ライトのポジションをオートにしておけば、明るさセンサーによって周りが暗くなると自動的にライトが付くのである。それも、暗さに応じてスモールライトだけか、ヘッドライトも付けるか車が判断してくれる。

従って、例えばトンネルに入った時も自動でライトが点灯するのである。

夕暮れ時のオートでライトが点灯するタイミングには若干調整したくなることもあるが、アウトランダーでは自分での調整はできず、ディーラーで行ってもらうことになる。僕は、少し店頭のタイミングを早くしたかったので、定期整備の時に調整を依頼したが、微妙な調整はディーラーでも難しいようであった。

それでも、このオートライトがあることによって、暗くなってからのライトのつけ忘れの心配は全くなくなるのである。だから、もし車にオートライト機能がついている人は、安全のためにもぜひ使ってほしいと思う。実際、とても便利である。

オートライトが義務化へ

このオートライト、最新のシエンタのもついていないグレードがあることがとても残念だったが、知れべてみると、このオートライト機能がすべての車に付けなければならなくなるように法制化されるということがわかった。

2016年10月の道路運送車両の保安基準改正により、2020年4月から販売される新型車はオートライト機能を付けることがすべての車に義務付けられるのである。

しかも、ライトの点灯タイミングも、“1,000ルクス未満の明るさとなった時から2秒以内に点灯”というように統一化されるようだ。

これはいいことだとと思う。もっと早くてもいいと思うくらいである。

ただし、義務化されるのは、2020年4月以降に販売される新型車に限る。したがって、それ以前に販売される新型車、およびそれ以降でも中古車には適用されない。

従って、2020年4月以降も、オートライト機能のない車はしばらくは走ることになる。

もちろん、オートライト機能なんかなくても、運転者がきちんと手動でライトを点灯すれば全く問題ない話ではあるのだが。

逆に、ナビと同じように技術の進歩は人間をまたひとつ退化させていくことになるのかもしれないが・・・。

オートライトのない車もオートライトにできる

さて、うちの最新の車であるシエンタにオートライトが搭載されていなかったので、自分でオートライト化することにしたのである。

こらは、市販のオートライト化キットを車に取り付けることによってほとんどの車種をオートライト化できる優れものである。

車種別にもなっている(と言っても使っている部品は共通のようだが)ので、自分の車の車種で調べてみるとわかる。

例えば、amazonや楽天市場でこのキットを調べるときは「オートライト ライトオン」で調べると外灯製品が出てくる。

取り付けに自信のない人は、ショップで、あるいはamazonや楽天で部品だけ購入する場合は、ディーラーに依頼すれば取り付けてくれるだろう。もちろん、工賃はかかるだろうけど。

もし、オーディオやカーナビ、ETCなどを自分で取り付けできる人なら、自分で取り付けるのもそれほど大変ではない。

この製品には、単に明るさだけに反応するタイプと、それに加えて、車の停止時には自動でヘッドライトが消灯する(スモールライトは点灯している)車速連動タイプの2種類がある。

明るさだけに反応するタイプは、比較的取り付けは簡単である。停止時に自動でヘッドライトが消灯するタイプの場合でも、それに加えてナビで使う車速の信号線がわかれば、それをつなぐだけであるからそれほど大変ではない。

ということで僕もシエンタにはこの後付けオートライト機能の車速連動タイプを取り付けて使っている。

これはアウトランダーにメーカー標準でついているオートライトよりも優秀である。停止時には自動でヘッドライトが消灯して走り出すとすぐに自動で点灯してくれるし、その停止タイミングの調整もできる。

またアウトランダーで不満のあった店頭のタイミングもセンサーの取り付け位置を調整することによって、自分の好みのタイミングに調整できるのである。

価格も1万円でおつりがくるぐらいの価格なので、その便利さと付け忘れ防止という安全性を考えれば決して高いものではないと思う。

オートライトの付いていない車に乗っている方にはお勧めなのである。

車はとても便利でかつ乗って楽しいものであるけど、一つ間違えば人の命を奪う凶器にもなる危険なものでもあるのです。

第一に優先すべきは安全であることに間違いはないでしょう。