
スロージョギングとは?
スロージョギング、知っている人も多いと思うけど、スロージョギングの知名度が上がったのは、はやりNHKの「ためしてガッテン」で紹介されたことだろう。実は僕もスロージョギングなるものを知ったのは、その「ためしてガッテン」だったのである。
当時、そのスロージョギングについて掲載していた「ためしてガッテン」の雑誌版を買って読んだ覚えがある。そして、実際に少しやってみたのだが、長続きしなかった。それは、単純にある理由からである。それについては下の方でスロージョギングのデメリットとして書きたいと思う。
今回は、そのデメリットを克服できそうなので少し続けられるかもしれない、ということでスロージョギングについて書いてみたのである。
さて、スロージョギングとは、文字通りスローなジョギングのことである。もっと具体的に言えば、歩くスピードで無理なく走る、ということだ。
細かかい注意事項は、背筋を伸ばす、顎を引くなど、あるうようだけど、僕の理解は歩くスピードで無理なく走る、単純にこれだ。
一緒に走るパートナーがいれば、普通におしゃべりしながら走れるスピード、と言ってもいいのかもしれない。
でも、現状僕には走るパートナーがいないので、スロージョギング=歩くスピードで無理なく走る、ということ。単純にこれでいいのではないだろうか。
スロージョギングはどのくらいのスピードで走るのか?
歩くスピードと言っても歩き方、また人によっても違うと思う。
僕はまだスロージョギングを始めたばかりだけど、ここ1週間ぐらいの走るスピードは、だいたい1㎞を11~12分ぐらい、というところだろうか。スロージョギングを始める前のウォーキングでは少し早めに歩いて、だいたい同じぐらいのスピードなので、だいたい少し早歩きをする程度のスピードだと思う。
1㎞を11~12分ぐらいということは、時速にすると5.5~5.0km/hということだ。上り坂なんかがあれば、もっと遅くなっているだろう。
僕の場合、少し頑張って早歩きをすると11分を切るくらいなので、早歩きよりも少し遅いくらいのスピードで走る、という感じかな。
でも、具体的な数字にこだわる必要はないと思う。
人によって、歩くスピードは違うと思う。普通に歩いて1㎞を10分ぐらいで歩く人もいるだろうし、ご年配の方だと1㎞を15分ぐらいで歩く方もいるだろう。
だから、その人が無理なく走れるスピード、極端に言えば、普通に歩くよりも遅いスピードでもいいのではないだろうか。
でもそれだったら、少し早歩きすればいいんじゃないのか、という意見もあると思う。でも、早歩きよりもスロージョギングの方が楽なのだ。
が、スロージョギングをやってみると、楽だけど体に対する負荷は少し早歩きするよりも大きい、と感じる。
スロージョギングを走る距離は?時間は?
これも単純に無理なく走れる距離、でいいと思う。あるいは、スロージョギングの場合、距離というよりも、時間で管理してもいいように思う。
推奨されているのは、1日のトータルで30分程度、これは1回で30分でも、1回10分を3回でも、また5分を6回でもいいようだ。
もちろん、無理でなければ、もっと走ることは問題ないだろう。ただし、無理をして翌日へばったり、足腰を痛めるすると、元も子もないので、そこはあくまでも無理しない程度、ということになる。
僕の場合は、最初は2~3㎞ぐらい、時間にして30分前後を2~3回ぐらいにわけることから始めた。
少しやってみて、そのくらいの距離、時間であれば楽なのだ。というと少し語弊があるのかな。
スタートして数百メートルぐらいのところで少し足に負荷を感じる、そこは無理をしないでよりゆっくり走っていると、だんだん足の負荷を感じなくなってくる。
そうするとその後は、全く楽に走れるようになるのである。
だから、走り始めて3日目ぐらいには、片道3㎞のところまでスロージョギングで買い物に行き、買い物を挟んで往復スロージョギングを行ってみた。途中上り坂なんかもあったが、ほぼ歩くことなく、往復ともスロージョギングを完走できたのである。
これは普通のジョギングではまず今は無理で、また早歩きでもけっこうへばるだろう。
でもスロージョギングでこの往復3㎞は、全くへばることもなく、その後も全く問題になるようなことはなかったのである。
そして、そのあと雨で出来ない日もあったが、また4㎞ほど離れた郵便局に行く用事があったので、ここもスリージョギングで往復してみた。これも無理なく完走できたのである。
僕の場合、今のところ、あえてスロージョギングのための時間は作っていない。出かける必要があるときに車や自転車を使わずにその代わりにスロージョギングをしている。それに、夜の犬の散歩を歩きから、スロージョギングに変えた。
だから、今のところスロージョギングを行う時間も距離もその日によって違う。
でも、無理なく出来ることが実際にやって確認できたので、もう少し意識してスロージョギングをする時間を作っていこうかな、と思っている。
スロージョギングの効果(メリット)と抵抗感(デメリット)
さて、1日1食と同様、あまり細かいことを調べずに始めたスロージョギングであるが、ザーッと、その効果(メリット)を調べてみた。
スロージョギングの効果(メリット)
日本スロージョギング協会のホームページには、スロージョギングの効果として次のようなことが書かれています。
- 減量やメタボ対策
- 生活習慣病の予防や治療
- サルコペニア*や脳機能の改善に効果的
*サルコペニア(sarcopenia)とは、加齢によって骨格筋の量や機能が低下している状態のこと。
減量やメタボの対策となる、つまりダイエットの手段として使えるのはもちろんとして、生活習慣病の予防や治療にも有効だそうだ。さらに僕たちの年代には嬉しい、加齢による骨格筋の量や機能の低下を改善する効果、また脳機能の改善、つまり認知症などに関しても効果があるそうである。
こんな楽な運動でそんな効果があるのであれば、やらない手はない、と改めて感じさせてくれる。
では、このスロージョギングにデメリットはないのか?もともと軽くジョギングをこなす人にはメリットがない、というデメリットはあるかもしれないが、調べる限りではデメリットはないようである。
しかし、デメリットとは少し違うかもしれないが、以前僕が止めた理由はほかの人もスロージョギングに対しての抵抗感となる可能性はあるかもしれない。
スロージョギングに対する抵抗感(デメリット?)
それは、かっこ悪い、と感じてしまったことである。
なぜか?かっこは一生懸命走っているのだが、へたすると歩いている人に抜かされる。
だから、以前やった時は歩いている人がいると、少し無理して早く走ったりしてしまい、結局続かなかったのである。
でも、本来スロージョギングは歩く速さで無理なく走るもの、ということは当然、歩くことが早い人には抜かされて当然なのである。
かっこ悪いも何も、そういうものなのである。
でも当時は今よりも少し若かった(といってもすでに50歳は過ぎていたけど)せいか、それが、つまり一目が気になってしまった。
あまりそんなことを気にする人はいないかもしれないが、もし気になる人がいたら、今は「気にする必要はない」と言える。
でもやっぱり気になるのであれば、人の少ない時間帯や場所を選べばよいのである。
今回は、それはあまり気にしないでゆっくりと歩くスピードで無理なく走れるので、続けていきたいと思っている。まだ初めて1週間ほどなので続くかどうかわからないが、続けられそうな気がする。
続けられたら、その効果をまたまとめてみたいと思う。